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デジタル耳栓着用せず役所窓口に行くとパニックに陥った件


自分が職場でデジタル耳栓着用を開始して2ヶ月が経ちました。

着用前と比べ疲れにくくなり、聞き間違いや理解出来ていないところが把握できるようになり、周りも話しかける時に工夫してくれ、とてもいい傾向にあります。


デジタル耳栓を着用する上で、自分の中でルールを決めています。それは「仕事以外の時は着用しない」ことです。

イヤホン難聴というものがあります。これはイヤホンやヘッドホンで大きな音を聞きすぎて難聴になる症状のことです。

デジタル耳栓はイヤホン型ですが大きな音は発することはありません。ただ、雑音がない状況に慣れすぎると、逆に雑音に過敏になってしまい、日常生活に支障を来す事態を招きかねません。

だから「仕事以外では着用しない」、噛み砕いて言うならば「聞き漏らしがあってはならない場面以外では着用しない」ルールを決めています。


さて、表題の件に入ります。

役所に申請に行く際、デジタル耳栓着けずに行ったのですが、着用時と全く異なりビックリしました。

職員の方から説明を受けているのですが、話に全く集中できない、話が入ってこない、情報が頭に残らないのです。
色んな方向から声が聞こえてきました。職員の方の話し声もそうですが、待合のザワザワ感や隣の窓口の人の話、町内アナウンスに足音や雑音などなど……。それら全てを拾ってしまい、その度に一々反応してしまうのです。

そういう状況ですので、必要な音声を取捨選択できず思わずキョロキョロしてしまいました。また関係ない音が頭に残り、目の前で話されてる説明の理解が出来ませんでした。幸い印鑑証明の廃止手続きとマイナンバー交付申請用紙の発送手続きだったので、別に聞こえてなくても何とかなったのですが。

デジタル耳栓を着用している際は、相手の話したことが数秒間頭に残り判断する猶予があります。ですが、デジタル耳栓を着用しないと、話の中身が全く頭に残らず何を言われたのか、何を返事しなければいけないのか、ということすら出来なくなります。


こうした手続きの場面ではデジタル耳栓を必ず着用していましたが、久しぶりに着用していない状況を体験したことで、デジタル耳栓着用による恩恵をより実感した一日となりました。


それと同時に、もしデジタル耳栓着用しないまま仕事をしていたらどうなってたかを考えるとゾッとします。まあ、今の職場で1年少しデジタル耳栓なしで仕事していたので……。

ただ着用前後だとストレス感が全く異なります。デジタル耳栓着用指示をしてくれた先生に感謝ですし、もっとデジタル耳栓の有用さが広まり、公的な補助なんかが受けられるようになればいいなあと思います。