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-親ガチャに失敗した君へ- 第36話『一人前になるために』

-前回までのあらすじ-

・高校を辞めざるをえない状況になる。

・アルバイト先のお店で住み込みさせてもらう。

からの続きです。

nasso

『一人前になるために』


それから私は高校を自主退学

友達や先生にも別れを告げ

住み込み生活を始めました。



ラーメン屋さんなので

1日の始まりは仕込み作業から始まります。



朝の5時くらいから

鶏ガラ等を鍋に入れスープを作り

餃子の餡と呼ばれる中身を作り

それを巻いていきます。



それらが一通り終わると

お店の開店です。

お店はそこまで忙しくないので

私と店長の2人勤務でやりくりしていました。



主に店長が料理を作っていたので

私は盛り付けや接客でした。

慣れない接客で

少し恥ずかしさもありましたが

必死でこなしていました。



夜の9時くらいにお店を閉めて

「お疲れ様でした」

と店長に告げ

間借りしている部屋に戻りました。



慣れない仕事で疲れていましたが

1人で生きていく為には頑張らないと

という思いを胸に抱き就寝しました。



慣れない事は疲れ方が凄かったですが

この時に接客をしていたお陰で

人とのコミニュケーションや

言葉使い等を教えてもらい

1人で生きて行く為の

役にたっていることに感謝しています。





つづく。

nasso

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