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10年でプロになる「1万時間の法則」

Andres Ericssonという米国の学者が30年以上Elite Performanceの研究した結果、90年代に、ドイツのバイオリニストのアカデミーで、世界一流になった人のグループの8歳から18歳までの10年間の自己練習時間は、7,410時間(2時間/日)、そうでないけど、かなりのレベルになったグループは、5,302時間(1.5時間/日)、それより低いレベルのグループは、3,420時間(1時間/日)だったそうです(皆、同じ先生に指導を受けた)。


これは、「10年間、一万時間の法則」と言われるやつで、毎日2時間44分何かに10年打ち込めば、その道の天才になれるそうです。ビルゲイツしかり、ビートルズしかりだそうです。


ブラジルのストリートサッカーやっている子供や、ケニヤで学校まで走っている子供たちは、まだ子供の頃に、この一万時間を達成しているので、ほかの国の人に比べてワールドクラスのプレーヤーになるのだそうです。

これは、ビジネスの世界にも当てはまるそうです。でも5,000時間くらいであきらめる人が多いそうです。英語も社会人になって、後1500時間学習すると話せるようになります。


よくMBAを取得している人がいますが、その時の勉強はかなりハードらしいです。仮に一日平均10時間の学習だとすると、2年間で、7,000時間くらいになります。

また、毎週本を1冊、10年間読むと10年で、500冊です(100冊である分野のプチ専門家になれると言われているので、500冊だと5分野の専門家になれるということ)。本一冊読むのは大体4時間くらいなので、500冊だと2000時間です。MBA+読書、全部合わせて一万時間ですね。


新入社員で入社して、最初の10年間で、これくらいやれば、会社で立派に成功するでしょう。という事は、だれにでもオポチュニティはあり、極めて「平等」だという事ですね。IQではないと。

よく「修羅場経験が、有効だ」とか言いますが、その時に集中して学習するからでしょう。よって、トータル学習時間が早く一万時間に達するということなのかもしれません。


別に、子供の時や入社したての若い人だけに当てはまる法則ではないと思います。中年になっても人より一万時間何かに没頭すれば、その道のエリートになれるのだと思います。

毎日、2時間44分間くらいだったら、スマホでFBやTwitterしていたり、毎日TVを見ている時間を総合すれば、そのくらいになるかもしれませんね。

ちなみに、これは、一万時間ではないですが、1年間150時間走ると、1年で、フルマラソン完走できます。

これは、Rasmus Ankersenの『The Gold Mine Effect』に書かれていることです。原書しかないので、説明はこの動画を日本語字幕にしてみてください。

マルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則 Outliers The Story of Success』にも1万時間の話が出てきますので、興味のある方は読んでみてください。

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キャリアの本を書きました。約30分で読めますので、是非ご一読ください。

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