方向☆

方向を持った猿が、太陽の位置を決定し、明日を地面から掘り起こす。それが現代である。一番高い丘には高価な風の流れる勤勉が、都市を伴い事業と事象とにあらゆる形を付与する。フヨフヨ。

そう、俺が草原だった。音楽だった。大陸を発案した万物の栄耀たる紺碧の、酩酊する楽隊の描く不協和音は、まるで犬のようにーー服を着ていたのだ!光彩を嘆く求聞の城塞都市!

俺は、受け継がれなかった伝説に興味がある。それは、本棚に背を奥に向けて入れられた、一冊の青い後悔に違いないのだ。都市、手紙、柄の折れた短いペン。風が作る国境も、疲弊する魂の貿易も、この二五〇年の「アンリカ」の風雲の、風上へと人類を押し退けた、断崖とは名ばかりの牧草を拝呈するのだった。

もう、意味わからない詩書くのやめたい。グスン。

郵便局だ!光だ!曲がり角をうねる音階の、談話の中の小康に、酒が無限を稟議する。


この詩はプラモデルである。


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