✉️香典返し訪問 ↗︎棒を槍にするな 9/4(日)
気ままな認知症高齢実家一人暮らしの母であるが、8/30、亡父のために香典とフルーツを持ってきてくれた近所の人のために、香典返しをしに行きたいと言っていたのを覚えているだろうか?
タクシーで行ってくれと言っていたが、どうも、家の正確な場所を忘れたらしく、もう一度乗せていってくれという要請が来た。
午後は用事があるので、乗せていくだけなら、と、午前11時迎えに行くと伝えておく。
母はその前に近所のパン屋(ケーキも置いてる)と、隣県のアンテナショップ(ミニ道の駅風)で持っていきたいものを買ってくると言う。
約束なので、午前11時に実家に行くと、いない。
いない。
うーん。
20分ほどして母が帰ってくる。
手荷物が大きい(先に車に乗せさせた)。
買いすぎだ。この分量,どう考えても貰った香典を超えてるだろ。
まあ、喪主は母なんで、本人が気が済めばいいのだが。
さらに10分待って、母を乗せて発車。
車だったら5分もかからないが、老人の足では多分20分以上かかる距離。
途中で、何故か(私の記憶ではそこでは曲がらない)角で、母が「そこで左に曲がるとよ!」と言って聞かないので、うろ覚えだった私が言うことを聞いて曲がってみた結果、非常に大回りをして、三倍くらいの距離を走ってご友人宅に到着する。
ご友人宅の玄関で、物を渡して、母がご友人の娘さんと談笑しているのを後ろから見て、ギョッとする。
スカートのファスナー開いとるで。
買い物に行った時はズボンだったので…。
着替えて開けっぱなしか?
まあ、車にのっとるだけならええか。
午前の部はここまで。
母は実家に送り、第二部は夜。
夜、行ってみたら玄関にペットボトルゴミがまとめてあった。
今日は燃えるゴミの日だが?
ついでに火曜までゴミ置いておくのか?玄関に?
…まあいいか、腐るもんじゃないし。
夜の部ハイライトは、むしろ、棒だった。
何を言っているのかと思うだろうが、客間で楽器を鳴らしてると母が来たのである。
本当に最近よく来る。
先端にカードのついた棒を、まるで槍のように突き出してきながら、思いついたことを言う。
「あんたこれ!
いとこちゃんが花を送ってきたのにお返しをせんといかん!」
もう礼はこちらで伝えているが、物でお礼をしたいと言うことらしい。
いいけど,その棒はなんだ。
「花にささっとったとよ!
だけん、ちゃんととっとったとよ!」(ちゃんと取っておいたのよ)
あっそう。
取っておくのはいいが、断じて人に向けないように。
危ない。
ちなみに元の花はこれである。
いとこの住所は私が把握しているので、母から代金を受けとってこちらで発送しておくことで決着。
辛子明太子でいいだろ。
飯の友として辛子明太子最強である。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。