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🌡 PCR検査のために唾液を採取する必要が 11/9

さて、11/10に母のPCR検査の予定なので、前日の11/9夕方午後5時ころに実家に行く。

午後5時ころ、実家の駐車場に車を停めると、うちの母が外から帰って来た。
近所を散歩していたらしい。

「あらっ、あんた今日は早いね、どうしたとね?」

「いや、今日は唾液を取らんといかんやろ。手伝うって言っとったやん。」

「そうやったかね?忘れとったよ、もうご飯食べようと思っとった!」

やめてください、唾液採取の30分前から飲食禁止です。

そして母は周囲を見回しながら行った。

「もうこの辺も寂しくなったもんね、中村和子(仮)さんちの前に行って覗いてみたけど、誰も出てこん!」

いやちょっと待て、なんで家の前で待ち伏せしてるんだ、井戸端会議ってそういうものだったか?(ついでに言うとうちの母は、何故か近所の人の中でこの人だけはフルネームで呼ぶ)
あと、この近隣は寂しくなったどころか、私の幼少期に比べるとすごく人家が増え、街灯も増えて明るくなっている、いつの時期と記憶を改竄してるんだ?

「柳田(仮)さんも、大田(仮)さんもみんな死んでしまって誰もおらん!」

数年前に新築で建てられたファミリー世帯の家々(うちの庭の隣にあった山林を造成して建設された)の前でそんなことを大声で言うのは、心からやめてほしい。

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とりあえず、屋内に戻って、台所では意識が逸れるものが多すぎると思って、小綺麗になった書斎で、説明書を見ながら唾液採取を開始する。

唾液採取のキットを写真に撮るのは忘れたので、Amazonで検索したものでも貼っておく。ちなみにこれではない、別物です。

唾液を出すのはなかなか大変で(2mlが必要)、唾液がなかなか溜まらないと思った母が、突然「蜜柑🍊取ってくる!蜜柑🍊見ながらやったらよだれ出るかもしれん!」と席を立ったりなどのハプニングもあったが、なんとか取れた。

消毒綿で拭いてパラフィルムを巻き、所定のビニールに入れる。

やり切ったと思ったところで、台所に行っていた母が戻ってきて言った。

「あんた、私、ハンドバッグにコップと箸とか用意しとったんやけど、これ何か知らん?」

「知らん。」

突然何かと思った。強いて言うなら、金曜日に行くデイサービスの用意じゃないですかね。

その上母は、

「あんた、今カレンダー見たら、14日に唾液採取って書いとるけど。
 今日で良かったとね?」

あ?

慌てて確認するが、私のカレンダーには4/9と書いている、そもそもPCR検査は明日なので、今日取らないと意味ないはず。

おそらく転記間違いだと思われる。

あと、この後、少しだけ本棚の整理整頓をしていたら、本と同じ並びで、マッキーというマジックのセットと箱入りの彫刻刀とがあり、何故かさらに下の段に一双の鉄アレイがあったのだが、…本当に父は整理整頓ができない。

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投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。