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💻父親にタブレットのモバイルデータ通信について質問したら何故かWi-Fiにすると答えられた話

父親のiPad Proがただの重い板と化してから半月ほどしたころ。

そのころ、母親から、父親が再びお歌の教室に行ったと聞いて、私はiPad Proの存在、正確に言えばiPad Proの接続のことを思い出した。

私は父に尋ねた。

「そう言えば歌の先生に接続のこと聴いてくれた?
 なんて?」

父は言った。

「いや、それなんだが、もうそれはいいんだ。

うちにWi-Fiを引くことにしたから。」

はい?

Wi-Fiを引いても、モバイルデータ通信が不全な点は改善しないはずだが、脈絡がない。

ついでに言うと、持ち歩いた時にネットに接続できないが、お歌の先生の家と実家でしか触らないならそれでもいいのだが、とりあえず今、繋がらないのはどうするのか。

「え、それじゃWi-Fi引くまで繋がらんよ。

ケーブルTVに頼むん?

すぐ出来るん?」

実家は地方のケーブルTVを契約しており、パソコンのインターネット回線はそれのはずなので、それに載せるのかと思って聞いてみる。

「いや、違う。

ケーブルTVは『ごにょごにょ』(←ここ小声で聞き取れなかった)だから、違うところにする。

6月には出来ると言われたから。」

はい?
実はこの会話の時点では、確か4月だった。

「は?

6月?

言われたって誰に言われたん?
5月中ずっと繋がらんで良いと?」

「いや、6月には繋がるから。うんぬんかんぬん。」

この後は、何を聞いてもこの一点張りだった。

父の説明は要領も得なかったが、それ以上に意味も分からなかった。

持ち歩きの前提でならiPad Proも有用だと思うが、そもそも実家には立派な17インチのディスプレイを備えたデスクトップパソコンがあるのだ。

中身はほぼ空っぽで、懐かしのメロディをYouTubeで聞くか、Wikipediaの文面をプリントアウトするしか役に立っていないパソコンだが、

パソコン画面の方が大きいのに、実家でiPad ProをWi-Fiで稼働させる意味がさっぱり分からない。

ついでに5月中繋げなくていい意味も分からない。

父のWi-Fi騒動はこれで決着と思うかもしれないが、なんとまだ続きがある。

次回をお楽しみに🤣

(続く)


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