相談業の私が出来ること。
別の記事にも、ヨガの話をしたり、用語を用いているのですが。
私は今、ヨガの先生になるコースなどでも積極的に用いられている、「ヨーガ・スートラ」という文献を、ご縁のあったとっても信頼のおける先生からお勉強させていただいている。
週1回ペース。
多分…全て終えるまで、2年間ぐらいはかかるんだろうという見込み。
嬉しいよね。
清くて今後に繋がるものを、学べる機会が、今からまだ2年先まで続いてくって思うと。
そんなクラスの中であったり、ヨガの経典の結論の部分・ヴェーダーンタと呼ばれている部分のクラスを取っていたりすると、よく聞くフレーズというか、祈りのようなものがある。
厳密に同じフレーズではないかもしれないけど、こんなニュアンスです。
「変えられないものを受け入れる ヨガ」で索してみると、結構色んな著名の方々も、同じようにお話しされていた。
そうだよね。だって「智慧」なんだもん。
1+1=2みたいに、どの世界でも共通で、変わらないものなんだもん。
「変えられないもの」の代表格として、上司や夫、恋人の反応、環境など。色んなものが取り上げられている印象。
相手や状況を変えられないなんて、こんなこと。
こうやってわざわざ言われなくったって、わかってるわ。
って聞こえてきそうです。はい。
ほんとに、みんなわかってます。
悟り倒したような人みたいに、ほぼずっとこのマインドがあるのではないか?という人から、
今はわかってるけど、特定の誰かと絡みだすと、怒りが先に出て来る!みたいな人まで。
(…私もこの一味です。まだまだ修行が足りん。)
一瞬だろうが、長ーくだろうが。
そのコンセプトには触れているんじゃないかな、と思う。
でもその「わかってる」以上に、相手にこうなってほしい、だったり。
環境が変わるべき、だったり。
色んな種類の「想い」の強さから、自分と自分の感情や考えの境目が、だんだんなくなっちゃうんですよね。
それで、怒ったり。真剣に傷つく。
私=かわいそうな人、話を聞いてもらえない人、何も出来ない人。
みたいに。
自分を、自分じゃないものだと思っている時は、決まって苦しいのよね。
この、「変えられないものを変えようとしているから、悩むのよ」という結論に至ると。
大変言いにくいけど、ほとんどの悩みの結論は、これじゃないかと思ってしまう。
悩み相談の場合は、その「変えられないもの」っていう対象が、クライアントさんによって違うだけで。
結論、ホントにここなんじゃないかな、と思ってしまう。
(めっちゃそう思うので、2回繰り返してしまった…)
だから、相談業の人っていうか、私が出来る事と言えば。
自分じゃないものに、自分を重ねてますよ、って。
深堀りしたい人には、そう伝えることかもしれないし。
お望みは、残念ながら実は変えられないものですよ。
あなたの努力が活かせる範疇じゃないですよ、って。
そっと口添えをすることなのかもしれないし。
そんなこともぜーんぶわかってる!!!って方には、占いから出来そうな事、活かせそうなことを伝える事かもしれないし。
(この中には、本当にわかっている人も、わかっているって思っている人も含む。)
でも、なにより大事なのは。
「今をどうにかしようと、相談者さんはめっちゃ頑張ってますよ。」って伝える事なのでは?と、ふと思った。
なんとかしようと、意がそこに向いているってこと。
その心の姿勢、Attitudeがあるってこと。
そんな部分に、気が付いてもらうことなのでは、と。
誰しも、良いところや知らずに重ねている頑張りには、なかなか目が行かないからね。
そんないっぱいいっぱいになるほど頑張ってるという事実は、もっと意識的に伝えようと思った。
うん。やっぱりそうしよう。
一般論から言うと、どう転んでも。
「変えられないものを変えようとしてますね」っていう結論に行きつくなんて。
なんて相談しがいのない相談業だ、お金返して!ってなっちゃうかもしれない。
そんなわかりきったこと聞きに来てるわけじゃないし、あんた何様だ?!となっても、おかしくないと思う。
でも。
私も、知ってしまったことは、蓄えたことは帳消しには出来ない。
みんな、「1+1ってなんだったっけ?」って聞かれて。
「えーっと。。。。」ってならずに、「2」って即答できるように。
頑固だけど。
だから、同じぐらい頑固に、目の前の方の頑張りに目を向けることも忘れないでおこうと思う。
あ、思いついた。
何個か前の記事で書いたお祈りボックスに、いらしてくださったクライアントさんへの祈りを書こう。
ありがとうございました。
ベストな方向に向かわれますように、の意味を込めて。
最後の最後までお読みいただきまして、ありがとうございました! 良い息抜き時間になりましたように。