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不器用なら抽象化し横展開せよ

こんにちは、ゆうです。私すごい不器用なんですよね。「最短で築け!人間関係構築選手権」というイベントが開催されたら、最下位取る未来が見えます(それほど、不器用なんですトホホ)。

そんな不器用が取り柄の私が、常日頃気を付けていることがあります。
「目の前のことを抽象化し横展開すること」です。

これをすると、新しいことを始めてもゼロからスタートしなくて済むので不器用な自分は重宝しています。RPGで例えるなら、ゲームをリセットして最初の村に居るにもかかわらず、明らかに初期装備ではない、なんか強い剣は持っている、みたいな感じです。(前のデータで魔王を倒すときに使った剣、そのまま持ってきちゃった。。。最強かよ!)

今回はこのことをまとめられたらなと思います。

勉強と運動両方できるパーフェクトヒューマンたち

突然ですが、私が高校に入学して衝撃を受けたことがあります。それは、「勉強できる人は、なぜか運動もできること」です。

というのも実は私、当時は「天は二物を与えず」の信者でした。1人の人間に何個も才能が与えられることは無いという意味なのですが、意味をそのまんま捉えて、「勉強と運動、両方できる奴はいない」と考えていました。今考えれば、そんなわけないのですが。

そんな「勉強も運動もできる人」という存在を目の当たりにし、衝撃を受けた私でしたが、その後あまり良くない方向に進んでしまいます。勉強と運動どちらも苦手な自分はバカなんだ、と思うようになります。自己否定ですね。

「なんで勉強と運動どっちも出来るんだよ、こやつら~」と悔しい気持ちを抱きながらも、いろいろと調べてみたのですが、どうやら、勉強と運動は相互関係があるらしいという事を知ります。

つまり、運動ができる人は自然と学力も上がるという話があったんです。(ここら辺の話は、後日別の記事でまとめようと思ってます。)

全く別の事でも共通点がある

私は、勉強と運動に相互関係があることを知ると、「全く別の事でも共通点は必ずあるのでは?」という仮説を持ち始めます。運動と勉強に関係があるのだから、月とスッポンにも何らかの共通点があるのではないかと。

それから、いろいろな事からエッセンスを取り出し、何か他の場面でも応用できないかと考えるようになります。

例えば、一見共通点のかけらもなさそうな「数学」と「テニス」ですが、ショートカットという点において、共通点があるのではないかと私は思っています。「数学」って、最初は長ったらしい正統派の解き方を教えられますが、ある公式を使うと一瞬で答えを導き出せちゃう!なんて問題があります。(座標上の図形の面積とかがそうですね。公式を使うと図形を座標上で移動させずとも一発で面積が出てきます。)

これが「テニス」とどう関係があるのかというと、「いまやっている練習方法が必ずしも最適解ではない」という事実を意識できます。つまり、数学において、面倒な解法をショートカットできる公式が存在するのと同様に、テニスにおいてもより早く上達するショートカットが存在する可能性があるのです。間違った方向への努力は、時間の浪費に終わることが殆どなので、軌道修正する機会を持てるのはすごく大事な事です。

脱・「私はここから動かない!」

人間は「現状維持バイアス」ってのがあるので、たとえ沈んでいく船だとしてもそのまま乗り続けてしまう習性があります。職場の不満を言いながらも、あれやこれやと理由をつけて全く転職しようとしない、なんてこともコイツの仕業です。「テニス」においても、本当は自分の体幹に問題があるのに、それに気づかず「もっと瞬発力があれば勝てるに違いない!」と妄信して、遠回りをしてしまうのです。

この「現状維持バイアス」を避けるには、日頃からコイツの存在を意識することが最も手っ取り早い解決策です。目の前のことに集中して取り組みながらも、心のどこかで客観視して「これより良い方法あるんじゃないか?」と考えるのです。

「目の前のことを抽象化し横展開すること」

勉強と運動、そして数学とテニス。今見てきたように、一見全く関係が無いように思えることでも、意外と共通点があるものです。でもこれがなかなかに難しく、私もまだまだ特訓中です。

道半ばの私ではありますが、「抽象化」という言葉は1つのキーワードだと思っています。「メタ思考」とも呼ばれるようなもので、イメージは1つ上の視点から物事を眺める感じです。

もう一度、「数学とテニス」の例で考えてみます。数学では、同じ問題でも、「面倒な解き方」と「一瞬で答えが出る公式を使う解き方」がありました。問題の答えに辿り着く方法は複数あると学んだのです。これは、数学という領域における学びです。数学の領域をちょっとだけ抽象化すると、勉強の領域になります。そして、一気に抽象化すると、人生の領域にもなります。

つまり、「ショートカットが存在する」というのは、数学の領域から人生の領域へと抽象化して、初めて出てくる仮説ですね。後は、この仮説「ショートカットは存在する」を横展開して、全く違う領域で試してみればいいわけです。

このように、今自分がいる場所・考えている位置を一度遠くから眺めることで、一見全く関係が無いように思えることでも共通点を見つけられます。日頃から共通点を探しておくと、新しいことを始めたとき、ゼロから始めるときよりもスムーズにできるはずです。ぜひやってみてください!

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