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フィードバックについての実感

お疲れ様です。
総務部総務課マモたろうです。

はじめての投稿を家族が読んでくれ、chatGPTが書いた文章みたいで感情が感じられないとフィードバックをくれました。
最近、chatGPTを思考の壁打ちに使っているせいかもしれません。

という事で、今回はフィードバックをテーマに取り上げます。

社内でベテランとなり、管理職にもなると、社内でフィードバックをうけることも少なくなってきます。面談をする風土が無い会社では、人事評価の時くらいにしか機会がないかもしれません。
フィードバックなんて意味無いと感じている方もいるかもしれませんし、フィードバックする側としては、気力、体力、時間ともども使うため、めんどくさいと感じている。または、プレッシャーに感じている方もいるかと思います。
しかし、自分自身を振り返ると、フィードバックはするほうもされるほうも、一番成長するきっかけだったと感じています。


フィードバックの定義

フィードバック
① 電気回路で出力したものの一部を入力の側にもどすこと。帰還。
② 社会学・心理学・教育学の用語。ある方式を補強修正するため、一定の行動を行なった後、その結果の反応をみて行動を変化させること。転じて、動作や行為などにおいて、その結果を原因にてらしあわせ、原因を調整していくこと。

精選版 日本国語大辞典

フィードバックの定義は「行動を変化させること」「原因を調整していくこと」になるようです。プラスとして、良いことを称賛し、その強みをさらに強化するということも重要だと感じます。
しかし、部下としても上司としても、「良い」フィードバックが行われてきたかと考えると、「そう思ったこと」「思い通りにならないことの注意」をただ、聞いている。ただ、言ってきたな と反省が多いです。

部下として の実感

部下として受けるフィードバックは、部下として見える範囲での上司の仕事ぶり、自身の上司像、コミュニケーション量などから、上司への尊敬度で、そもそも聞く耳ができあがっていたと思います。
何を言っているのかではなく、誰が言っているのかに強く影響を受けていました。「お前が言うな」という感情が芽生えたら、もう悪循環です。
ただ、尊敬度がマイナスではない場合は、以下が響きました。

  • 真剣に話を聞いてくれた。

  • 自分では気づかない作業や思考の癖の指摘してくれた。

  • 部下として見えていなかった状況を教えてくれた。

  • 失敗談を教えてくれた。(武勇伝は1度でいい)

上司として の実感

上司としての実感は、部下にとても成長させてもらっていると感じます。
上司になりたての頃「どんどん改善していこう」と話をしたところ、部下から「改善していないと思われているかもしれませんが、改善の提案や実施はしてきたのです」と涙ながらに語ってくれました。
あぁ、改善案の説明なしでの却下、部署間でのあつれきなど、心を折られてきた歴史を垣間見ることができ、とても失礼な事を言ったと反省しました。
それから、改善という言葉を人に向けて話さないようにしています。(コトには向けています)
また、会社が、組織が、世間ではというような主語を使うと心が離れていってしまったと反省しています。
現在、上司としてフィードバックを行う時は、以下を注意しています。

  • 厳しい事を言う場合は、主語を「私は」にし、Iメッセージにする。

  • 時間はアイスブレイクをふくめ、しっかりとる。

  • そうなってほしい人物像として対応する。

  • 部下の愚痴に隠されたヒントを探る。

  • 部下からの厳しい意見は、つらいがしっかり受け取る。

  • 傾聴スキルは、バレやすくなっているようで、できるだけ向き合う。

総務として の実感

総務としてのフィードバックとは、社内告知や通達、各種規定類、Chatやメールのガイドラインや仕組み等々、内外に発信するものという広い意味で捉えてよいと思います。
各組織の総務の立場により表現は変わってくると思いますが、以下はあるあるではないでしょうか?

  • 丁寧に説明しようとして文章が分かりづらくなる。

  • 丁寧に説明しようとして長文になる。

  • 読まない人が続出して、「なんで読めない!」とストレスを抱える。

  • 簡潔すぎると、「冷たい」と言われる。(私はこのタイプです)

心当たりのある方は、chatGPTに文章を批評してもらうことを、おすすめします。

また、総務としては「心理的安全性」の場づくりのために、部署間の建設的なフィードバックを、いかに活性化させるというテーマがあります。

  • 営業部門からから生産やサービス部門に対して、悪いフィードバックはあるが良いフィードバックはない。

  • 各部門の目標(営業は売上、生産は稼働率など)の認識のずれたままで会議をして話が通じない。

  • サンクスカードやピアボーナスが義務または形骸化しており、場合によっては苦痛となっている。

  • 建設的な議論のスキルを勉強する場がない。

  • 対話無しからの、これくらい察せるでしょ!

一度、改善できたと思っても、すぐ悪い芽はでてきます。悪循環はほったらかしでもどんどん成長するのに、好循環は手入れしないと成長しないと感じます。

その他

フィードバックが受けられる研修や外部コミュニティーからのフィードバックも、欠かせない重要なものです。(強いフィードバックがある研修は、簡単に心を揺さぶられますので、とても注意が必要です)

まとめ

つらつらと書いてきましたが、まとめるとフィードバックは真摯に取り組めば、お互いに成長するきっかけがいっぱいあると感じます。逆に、いい加減に取り組むと、関係性が壊れる厄介なものでもありました。
フィードバックが、贈り物に昇華できるように、学びと実践と失敗が欠かせないと実感しています。

読んでくださり、ありがとうございます。

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