どんなふうに読んでいるのかを想像するのもまた
日本語、って、おもしろいなぁ、なんて常々感じる。
漢字はもともと日本のものではないかもしれないけれど、同じ漢字でも読み方がいろいろあって、どんな使い方をするのかはそれぞれに委ねられていく。
掛詞で別の意味を持たせることもでき、それが読み手に想像を与えていく。
私はこんなふうに読んで作品を作ったけれど、読み手の方はどんなふうに読んでくださったのかな、と気になるときもある。
作品は作者の手を離れた時点で、そこから先は読者が形作る場合もあると思う。
確固たるもので、確立した作品もおもしろいけれど、そうした想像の余地を残したものもまた、おもしろいと思う。
例えば、空、という漢字を「そら」と読んだのか「から」と読んだのか「くう」と読んだのかでも、違うものになりうる。
どんなふうに読んでくれているのだろう。
そんなことを考えるだけでも、おもしろいものである。
いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。