見出し画像

包む

 ひとりひとりの意識。大事なもの、大切なものはそれぞれ違い、それらは等しく、どれもみなすてきな色合いを見せ、輝いている。

 いろいろな想いが交錯して、流れていく。
 そこに着地点はなく、譲れないから、きれいなのだ。

 ふいの縁に導かれて立ち話しをした、懐かしい人と話しをしていて、そんなことを感じた。

 けれど、人には相容れないものが存在し、それがあまりにも許容できないから、争いが生まれる。
 正しい のだと、相手を飲みこもうとする。
 その正しさを保障するものが何かも知らずに。

 それらをうまく組み合わせて、おもしろい絵ができあがればいいのに。
 形を一緒に整えて、ぴたりとくっつけばいいのに。

 それよりもきっと、私。それよりもきっと、私。

 そこから抜け出せないのだろう。きっと、誰もが。

 いつまでも うつくしいこころで いきていたい

 それは、今も、変わらない。変わらない。

 だから、せめて、私は受け入れていこう。
 できるだけ、多くの心を。
 たとえこちらが受け入れたとして、相手が受け入れなかったとしても。
 それは私ではない。それが、私。そう、

 これが、わたしなのです。

 と、いえるように。

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。