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眩暈の中で思う事

2010-03-30 11:52:04

目取真俊さんのブログを読むと、沖縄の置かれた状況の
先端、その問題の構図がよく見えてくる。大阪・大正区の
関西沖縄文庫の金城さんとお話している時も一人の若者が
現れ、目取真さんのブログを読みたいと来ていた。

「今の沖縄の状況がよくわかるよ」と金城さんもーー。
それにしても民主党のアメリカ属国日本をリフォームで
きない姿は、いじましくて見ちゃおれないほどのうろたえ
ぶりである。岡田外務大臣にしても機密問題で功をあげた
雰囲気だが、どうってことない。沖縄は治外法権で、憲法
の非核三原則は該当しない。そのことにはっきり言及でき
ないわけで、前原大臣は辺野古周辺に土地を購入したお一
人で、-鳩山さんは基地駐留なき安保とおっしゃっていた
ので興味をもって見ていたが、腑抜けぶり、政治哲学がな
い事がはっきりしたわけで、あの宮古島を蹂躙した男の息
子、下地幹郎なんぞに振り回されている姿はあきれてしまう。

軍用地地主などの利権をむさぼる方々とつるんで普天間を
残す考えなど、即時に封鎖・撤去すべきで、とんでもない政
治家である。下地さんは県外・国外と県会議員でさえ一致し
た見識を覆すような戦術を駆使せんとしている。その姿勢は
アメリカ追随そのものの政府を側から支える構図に見える。
まず基地ありきである。基地はいらない!沖縄の戦後
の歴史に立って未来のビジョンをもたらしてほしい。

植民地沖縄はもういい!渡名喜さんが琉球新報で琉球先住
民族決議文書を元に現況を分析しているが、彼の指摘はその
通りなのだろう。現況を覆すカギはその先住民族権に元ずく
知恵をうまく応用することが要求されているようだ。

それには本土利権とつるんだ現況の政治・経済・文化制度
システムの抜本的改変が要求されるので、粘り強い運動が
必要だろう。沖縄は沖縄独自の権利を高々と主張する時代
の到来である。それにはユネスコに加盟する他の国々との
連携もーー。少数民族の権利を主張するならば、日本に亜
民族的にすり寄っていった過去の歴史を見直す必要もあろ
う。同化の過程で琉球諸島そのものが果たした功罪もあり、
それらを踏まえながらかつ、である。

自治権をどう取り戻すか?

今朝の新聞を読むと高良倉吉さんの歴史視点を踏まえた現況
分析は氏の意識の変化を感じさせた。学者・研究者としての
知性が氏を新たな地点に押し上げたのだろうか?辻の那覇
料亭で俳人の女性もご一緒にお話したことがあるが、そこで
の語りで彼の柔らかさを認識したのは2、3年ほど前のこと
だ。柔らかさは常に痛みと重なると感じた。

政治的にどうも意識的にならざるをえないのは、沖縄に
生存する者の宿命か?

4月25日の県民大会には参加しよう!沖縄に基地はいらない!
<3月25日記、転載>

<女性だけのウチナー芝居劇団「うない」の舞台より:女性の後ろ姿がなまめかしい!>

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