2016年3月21日 四国歩き遍路〜7日目〜

旅にでてはじめて
ゆっくりと眠ることが出来ました。

熟睡は出来ませんでしたが、
朝の爽快感が違いました。

やはり誰かと一緒だと色々な
気を使ってしまうからでしょう。

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次の23番薬王寺まで約22キロ、
徒歩だと約5時間半です。

いざ出発です。
左足の痛みは朝一は
大分マシになりました。

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田舎道を少し登ったり
下ったりの繰り返しです。

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室戸方面を目指します。
ここから約90kmくらいはあるでしょう。

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お遍路で初めてのトンネルです。
空気が悪いのと車の音がうるさいです。

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海が綺麗なのでしょうか。
美波町、良い響きです。
 
約7km地点から例の左足が
悲鳴をあげはじめます。

坂を下るたびに痛みが蓄積され、
痛々しい歩き方になります。

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海が見えました!
久しぶりの海です。

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美しい景色で左足の痛みも
少しだけ和らぎます。

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やたらカニ横断注意の看板が目立ちます。
カニがたくさんいるんでしょう。

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な港町を少しだけ通ったのですが
至る所でこのシールを発見しました。

震災対策の意識の高さが伺えます。

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奥様方が奥でワカメをたくさん拾ってました。

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きました。
山道です。

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海だー!
急な坂道を登ったり下ったりで
足が限界を迎え頂上の東屋で一休みです。
 
そこで色々調べたのですが、
恐らくシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
みたいです。

筋力が整ってないまま
過労の運動を続けると
発症するようです。

ザックが13kgほどあるので
それがいつもの体重に加わり
どんどん負担がかかりました。

野宿等の善根宿で
お風呂もままならなかった為、
筋肉のコリを十分ほぐせてなかったのも
原因だと考えられます。

お風呂に浸かることって
本当に大切ですね。

またひとつ実感することで
学ぶことが出来ました。
 
そうも言ってられないので、
軽くマッサージをし出発です。

遊歩道に出てしばらくすると
素晴らしい景色が目に飛び込んできました。

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エメラルドグリーンです。
これが美波町の力でした。

足の痛みも何故かましになってきたので
この隙にどんどん進みます。

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風情があります。
癒されます。

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恋人岬。
左右の絵のタッチが全然違います。

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なんと美波町はウミガメの聖地でした!
産卵の為にこの砂浜にあがってくるようです。
だからこんなに海が美しいのかと感心しました。

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町に出ました。
辛い時ほど笑顔で挨拶を心がけていると、
奥様からバナナ3本を頂きました。
お接待に感謝です。有難うございます。
 
なんだかんだでへろへろになりながら
23番に到着しました。

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23番薬王寺
町に隣接するお寺で
休日ということもあり
参拝客もバスツアーお遍路さんも
たくさんいらっしゃいました。
 

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お腹が空いたので近くにあった
セルフのうどん屋さんへ。

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かけうどんのみしかメニューがなく
かけうどん大と生卵で390円でした。
お腹は満たされました。
 

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次のお寺まで76km…
とりあえず進むしかありませんので進みます。
この時点で15時を回っていました。
宿はどこかで野宿なのでいけるとこまでいきます。
 

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有名な心霊スポットの日和佐トンネルです。
高知側出口の進行方向左側に
電話ボックスがあり、
そこが危ないそうです。

そこは足の痛みを忘れ
懸命に駆け抜けました笑
 
どんどん日は暗くなり
一向に野宿場所が見つかりません。

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青友会から頂いた
最強のヘッドライトの出番です。
本当に助かります。
その節は有難うございました。
 
あたりは真っ暗になり
焦りに焦ってやっとの思いで
お遍路さん東屋に到着。

薬王寺から約12kmの地点で
19時を過ぎていました。
 
とりあえずテントを張り
コンビニのパンとおにぎりとバナナ3本と
八朔を食べてそそくさと寝袋に入りました。

山なので冷えます。
ホッカイロも寝袋の足元に投入です。

自販群のすぐ横にテントなので
よく車がとまったり、
道路に面しているので
騒音で良く寝付けません。
 
とりあえず必死で寝ます。

左足よ。
奇跡の復活を遂げてくれ。
そう祈りながら夜は更けていきました。
 

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