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「怨みは忘れないもの」怨入骨髄

怨み骨髄に入る
―怨入骨髄―

[原文](史記 秦本紀)
繆公之怨此三人入於骨髓

[書き下し文]
穆公の此の三人を怨むや骨髄に入れり

[原文の語訳]
穆公の三人への怨みは骨の髄に染み込んでいる。

[解釈]
骨の髄まで染み込んでいると比喩していることから、怨みは相当だということです。
これほどまでに怨まれているということは相当な事を仕出かしたのでしょう。
人は受けた恩は忘れやすいですが、恥辱の怨みはなかなか忘れないものです。
しかしここまでくると「失敗しても命まで取られるわけではない」では済まされないほど深刻なのでしょう。
SNSでも気軽に「いいね」や拡散させたことが誹謗中傷行為とされ、訴訟問題に発展するケースが見受けられます。

できれば人に怨まれるうような状況にはなりたくないものです。意外なところに相手の逆鱗があるかもしれませんから、普段の言動には充分注意したいものです。ましてやSNSで不用意に発言しないようにしたいものです。

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