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こうめい@なるぱら
2016年5月23日 03:56
皆念想より造成す―皆念想造成―[原文](菜根譚 後集)人生福境禍區、皆念想造成。[書き下し文]人生の福境禍区(ふくきょうかく)は、皆念想(ねんそう)より造成す。[原文の語訳]人生における幸不幸の境界は、全て心が作り出している。[解釈]幸も不幸もすべて心の持ち方、考え方から捉え方が変わってくるということです。ポジティブかネガティブかで違ってくるということです。同じ状況で
2016年5月22日 04:48
怨みは則ち忘れざるべからず―而怨則不可不忘―[原文](菜根譚 前集)我有功於人不可念、而過則不可不念。人有恩於我不可忘、而怨則不可不忘。[書き下し文]我れ人に功あるも念(おも)うべからず。而(しか)るに過ちは則ち念わざるべからず。人我れに恩あらば忘れるべからず、而るに、怨みは則ち忘れざるべからず。[原文の語訳]他人に施したと善行は忘れ、しかしかけた迷惑は忘れてはならない。他人か
2016年4月24日 05:15
花は半開を看て、酒は微酔に飲む―花看半開、酒飲微酔―[原文](菜根譚)花看半開、酒飲微酔。此中大佳趣。若至爛漫酕醄、便成悪境矣。履盈満者、宜思之。[書き下し文]花は半開を看て、酒は微酔に飲む。此の中(うち)に大いに佳趣有り。若し若至爛漫酕醄(らんまんぼうとう)に至らば、便(すなわ)ち悪境を成す。盈満(えいまん)を履(ふ)む者、宜しく之を思うべし。[原文の語訳]花は五分咲きの頃に
2016年4月5日 05:43
伏すこと久しき者は、飛ぶこと必ず高し―伏久者飛必高―[原文](菜根譚 後集)伏久者飛必高。開先者、謝独早。[書き下し文]伏すこと久しき者、飛ぶこと必ず高し。開くこと先なる者は、謝ること独り早し。[原文の語訳]長く力を蓄えていた者は、飛び立つと必ず高く舞い上がる。先に開花した者は、一人散るのも早い[解釈]人には比較的大器晩成型な人と早熟型な人がいます。そこで自分で自分は大器
2016年3月16日 05:25
清にしてよく容るるあり、仁にしてよく断を善くす―清能有容、仁能善断―[原文](菜根譚 前集)清能有容、仁能善断。明不傷察、直不過矯。是謂蜜餞不甜、海味不鹹、纔是懿徳。[書き下し文]清にしてよく容(い)るるあり、仁にしてよく断を善くす。明なるも察を傷つけず、直なるも矯に過ぎず。是れを蜜餞(みつせん)甜(あま)からず、海味(かいみ)鹹(から)からずと謂う。纔(わず)かに是れ懿徳(いとく)