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こうめい@なるぱら
2016年11月13日 04:22
毛を謹みて貌を失う―謹毛而失貌―[原文](淮南子 説林訓)謹毛而失貌。[書き下し文]毛を謹みて貌(かたち)を失う。[原文の語訳]毛を丁寧に描いているが顔が原型を失っている。[解釈]小さなことにこだわって根本を忘れてしまうということです。「木を見て森を見ず」細部を気にしすぎて全体の見失ったり、偏向してバランスが崩れてしまってはいけません。他の事に気を取られて肝心の仕
2016年10月19日 04:55
蜂房に鵠卵を容れず―蜂房不容鵠―[原文](淮南子 氾論訓)蜂房不容鵠、小形不足以包大体也。[書き下し文]蜂房(ほうぼう)に鵠卵(こくらん)を容(い)れず、小形を以て大体を包むに足らざるなり。[原文の語訳]蜂の巣の穴に鵠(こうのとり)の卵をいれることはできない、小さなものでは大きなものを包むには足りない。[解釈]蜂の巣の小さな穴に大きな鵠(こうのとり)の卵を入れることはでき
2016年10月12日 05:27
鉛は刀と為すべからず―鉛不可以為刀―[原文](淮南子)鉛不可以為刀。[書き下し文]鉛は刀と為すべからず。[原文の語訳]鉛は刀にはできない。[解釈]鉛は軟らかく刀の素材としては使えないということから、資質で劣るものは無理矢理に使ってはいけない、もしくは特定の用途には適さなくても別の用途があるということにもなります。鉛には鉛に適した使い方があります。ただし、大は小を兼ねますが