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大学中退して専門学校へ!向いている人、向いていない人

「今の学部じゃ学びたいことが学べない」「別の分野に興味が出てきた!」「資格が欲しい!」

そのような思いから「大学を中退して専門学校への進学」を検討している大学生もいるのではないでしょうか。

大学生のままでいるか、大学中退して就職するか、大学中退して専門学校に進学するかはとても悩むことですよね。その中でも「他に学びたいことがある大学生」は、大学を中退して専門学校へ行くことを検討しても良いと思います。

今回は、専門学校に関心のある大学生が気になる「就職や学歴への影響」「学費問題」「学び直しに向いている人の特徴」「専門学校に行く注意点」を解説します。最後には、大学生が中退しようと思ってから実際に専門学校に行くまでの道のりも紹介。参考になりましたら幸いです。


就職や社会的評価への心配は必要なし

なるには進学サイトの進路相談では大学生から「専門学校に進学しても大丈夫か不安…」というご相談もよくいただきます。結論からいうと、大学生が中退して専門学校に入りなおしても大丈夫です。ただ、しっかりとした下調べや目的を持つことは大切です。

大学生や社会人が専門学校へいくことを「再進学」と言います。この項目では、進路相談でよく聞く3つのお悩みから、不安解消に繋がるポイントを解説します!

(1)社会的評価への不安

⇒大学生が中退して専門学校に行くことは意外とある
大学生が中退を考えるとき「学歴が半端になる…」「専門学校が最終学歴ってどうなんだろう…」と心配する人もいますよね?なるには進学サイトの進路相談でも某知恵袋サイトでも多い質問です。

実は中退自体は珍しいものではないです。文部科学省の2020年4月~2021年3月に大学を中退した人を対象とした調査によると、1年間の大学生の中退率は1.95%でした。4年間になると7%くらいに引きあがるそうです。全ての大学生が安易に中退していいわけではないですが、中退をしたい自分を責め過ぎる必要はありません。

(2)就職できるか心配

就職は専門知識やスキルが身につくから業界によっては有利
専門学校へ「再進学」する理由の一つが、大学では得ることのできない専門的な知識やスキルの獲得のためです。大学との違いを考えたとき、学べない分野があることや実習の充実度が専門学校の強みでしょう。

専門学校の分野は、公務員、経営、製菓、ブライダル、声優、音楽、ファッション・美容、写真、ゲーム、機械、医療福祉、保育などがあります。一部は大学でも学べる分野ですが、大学との違いは現場で活かせる知識とスキルを学ぶことができるので、目指す分野によっては就職にも有利になります。資格がどちらの学校でも取得できる場合、企業によっては大卒の方が給料が高い場合もあるので、採用事項を確認しておきましょう。

(3)学費問題

⇒奨学金は大学と専門学校の両方に許可を取ろう
大学生で奨学金を借りている人は5割!多くの大学生が使っている制度です。そこで心配になるのは「専門学校でも奨学金を借りられるか?」でしょう。

大学の奨学金を専門学校に引き継ぐことはできません。大学の奨学金制度を停止してから、専門学校で新たに奨学金の申請をする必要があります。社会人の場合、専門実践教育訓練給付金制度も活用できますが、大学生の場合はその他の奨学金制度を学校に問い合わせて検討しましょう。
再度借りられた前提でお話しすると、専門学校を卒業後は大学生時代の奨学金と専門学校で借りた奨学金の両方を返済する必要があります。借りて終わりではないので、借りる前に返済計画を立てておくようにしましょう。

中退後に「再進学」が向いている人

大学生が専門学校へ「再進学」するときに大事なことがあります。この大事な特徴に当てはまっている人が、専門学校へ「再進学」することに向いている人です。特徴は全部で3つ!
このすべてに当てはまる必要があります。

(1)専門学校ではないとやりたいことが叶わない

(2)学ぶ意欲があり、目標に向けた努力ができる

(3)希望する就職先や業界が「専門学校卒」を受け入れている

大学生が中退する理由に「やりたいことではなかった」「単位が取れなかった」があります。専門学校は大学と違い、短期集中型です。大学生も4年間通うことは簡単なことではないですが、大学を諦める形で専門学校へ再進学すると専門学校も中退する可能性があります。

中には昼間は大学、夜間は専門学校に通う「ダブルスクール」を選択した学生もいます。それだけ専門学校は意欲的な人が集まりやすい場所なので、目的を持つことは非常に大切なことです。

専門学校卒業後のことも考える必要があります。卒業後の就職先が、大卒枠しかなければ意味がありません。就職したい業界のことも調べておくことも大切です。

大学生が「再進学」するときの注意点

ここまで読んで「向いてかも」と思った人へ、大学生が中退した後で専門学校へ進学する際には注意すべき点もあります。

それが「就職の幅が狭さ」「学費がかかる」「専門学校への編入は難しい」の3点です。業界や職種によって、大卒しか受け入れていないケースがあります。その場合、大学生のままの方がいいでしょう。

学費も通い直す分高くなります。奨学金を借りても返済が必要です。中には学費を分割払いできる専門学校もあります。公務員や医療系専門学校なら入試で優秀と判断された場合、学費の全額もしくは一部免除実施の専門学校もあります。事前に問い合わせてみましょう。学生によっては、夜間の専門学校に通いながら日中は仕事やバイトをしている人もいます。奨学金が難しい場合も諦めずに方法を考えてみましょう!

実際、専門学校から大学へ編入するパターンより、大学生が中退して専門学校へ進学する場合の方が少ないです。どの程度単位が移せるのかも確認が必要です。場合によっては、編入よりも1年次入学の方がいいこともあります。

しっかりと将来を見据え、「専門学校ではないとダメだ!」という気持ちと明確な目標を持つことが重要です。

大学から専門学校に入学するまでの流れ

大学生が何も調べずに大学を中退する前にすることは危険です。最後の項目では大学生が「中退したい」「専門学校に行こうかな?」と再進学を考えてからとるべき行動・流れを解説します!

1.興味のある分野を考える

例えば、歯科衛生士になりたい場合は医療分野、保育士になりたいなら福祉分野、公認会計士になりたいなら商業実務分野、栄養士なら調理分野、ゲーム関連ならアニメ・コンピュータ分野など分野を絞っていきます。

大学生のままでは無理なことなのかをもう一度考えて、やりたい職種や取得したい資格などに合わせて探しましょう。

2.資料を取り寄せて情報収集

分野が絞れたら、次は各専門学校のホームページを見て授業内容や就職情報、専門の声、学費などを見ます。複数の学校を比較するなら資料を取り寄せることがオススメです!

同じゲーム関連の学校でも学ぶ種類の違いがあります。プログラミングを学べる専門学校もあればゲームデザインを学べる学校もあります。自分がどんな仕事をしたいかで、選択肢をさらに絞ることができます。

3.オープンキャンパスに行ってみる

実際に足を運んで、雰囲気が自分自身に合うかを確かめることも必要です。オープンキャンパスや学校説明会なら、直接担当職員に相談や質問ができます。

4.学費や入試情報の最終確認

専門学校に合格したら入学金の手続きなどが一気に始まります。必要な額を用意しておくことも大切です。
入試方法は、基本的には書類選考と面接試験です。中には学科試験のある専門学校もあります。入試方法や出願日、受験日の確認も必ず行いましょう。

5.受験をして、合格したら手続き!

面接では大学生の場合、だいたいは中退理由を聞かれます。自分の言葉で説明できるようにあらかじめ話す内容を準備し、練習しましょう。合格したら、入学手続きだけではなく大学の中退手続きも忘れずに!

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