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派遣社員になって良かったこと、悪かったこと

私は大学院を卒業してから1年10ヶ月、中小企業(アパレル内勤)の正社員として働いていました。その後派遣社員になって半年が過ぎ、良かったことと現時点で感じる嫌だったことを今回まとめていきます。

なんで派遣社員を選んだのか

長くなってしまったので、3項目に分けてお話しいたします。

1、正社員時代、自分がすり減っていく感覚があった

「新卒で入社して、1年10ヶ月程度じゃまだ何にもわかってないんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは会社によると思います。(私が仕事が出来るとか出来ないとかは、まだまだ未熟な身ですので判断できかねます。)

私は新卒入社して3ヶ月で「いつまでも新人気分でいるなよ」と言われ、先輩社員が続々と辞めていきそのうち上司と呼べる人がほとんどいなくなり、1年後にはチームリーダーとして販促イベントの発案・運営や社外取引先とのやり取りをメインで行う担当者にもなっていました。

もちろん普通の新卒社員よりも沢山のことを実践で学ばせていただき、本当に感謝しています。
その時の経験も転職に大きく影響をしています。

しかし、“充実“というには過酷すぎる毎日でした。毎日2、3時間以上の残業は当たり前で休日も疲れて眠るだけ。もちろん残業代なんて出ません。自分が休んでしまうと仕事が丸々止まってしまうので風邪をひいても休めません。同部署の先輩が辞めてしまって私一人になり、仕事があまりに終わらなくて土日も隠れて家で仕事をしていた時期もあります。

徐々に自分がすり減っていく感覚に怖くなっていき、この会社にこのまま居続けたら自分はどうなっていってしまうのか考えるようになりました。私が真に続けたいデザインの仕事ではなく、どんどん経営方面の仕事を振られていくこの状況では、デザインスキルや知識は伸びないのではないか・・・と。
はっきりと「辞める」決意をしたのです。

退職の相談も大変で、熱烈な引き留めに遭いました。円満退職するために、辞める4ヶ月も前に相談し始めたのが良かったのか、なんとか大きくこじれることなく円満に退職することができました。

2、いろんな会社を経験したいと思った

そんな正社員時代でしたので、一体どんな会社なら自分を大切にしながら働けるのか全くわかりません。
大手?中小?メーカー?IT?必死に調べ、会社というものは100社あったら100社違う個性があるんだということを理解しました。「若いうちに、とにかくいろんな会社を経験してみるしかない!」と思い、中途採用で正社員になる労力と、その会社が合っていなかった時のリスクを考えた結果、派遣社員になることを決意しました。

3、数年で引っ越す可能性がある

現在私は婚約中です。旦那になる人の仕事の事情により、数年で地方へ引っ越す可能性もありました。ならば案件の数多ある東京にいる現在、派遣で沢山の企業を経験するにはちょうどいいのではないかと思いました。

良かったこと

・残業がないor残業代が必ず支払われる

・仕事を辞めやすい(新しいことに挑戦しやすい)

・過度な職場付き合いが求められない(飲み会など)

・仕事の評価はきちんとしてもらえる

・お給料が高い

・保険や年金、確定申告について身をもって学んだ

・有給もある(勤務期間による)

・一発目から大手企業に就くことができた

・スキルや知識の幅が広がっていくのを実感できる。(会社にはそれぞれのやり方があります。それを経験して転職できるので、かなり勉強になります。知識は財産ですね・・・。)

自分の時間を大切に出来るので心に余裕を持つことができ、きちんと自炊したり、休日にスキルアップのために勉強したり、趣味の読書に時間を使えたりと、本当の充実を感じました。

嫌だったこと

(強いていえば程度ですが・・・。)

・同じことをずーっとやったりする

・転職の間が空くと、保険や年金の手続きが毎回発生するのが面倒

・派遣を「所詮派遣」と思っている友達がいたこと(派遣先ではそんな扱い一回も受けてませんよ!むしろ毎日「今日もありがと〜」って言われてました)

・転職時期(派遣→派遣の転職)が緊急事態宣言の時期と重なってしまい、次の仕事が決まるまでにすごく時間がかかった。
(これは私が求人条件を下げれなかったのもありますが、現在は在宅も可能な仕事が決まっています。結果的に転職に約1ヶ月半かかりました。)

緊急時の非正規社員への対応がニュースになっていたりしますよね。私は独り身なのである程度は大丈夫ですが、ご家族がいたり勤務形態に事情があったりすると、かなり厳しい状況だと思います。


正社員の安定って一体何だろう?

私はこれが一番分からなくなりました。バブル時にできた終身雇用形態はもはや崩壊寸前でないですか。
そもそもずっと同じ会社にいるということは、その会社のプロフェッショナルになっていくことであり、幅広い技術を学んだりするには合わないと考えています。(これももちろん会社の個性によると思いますが)

私はDTP・Webコンテンツデザインの道を進みたいので、どこに行っても通用する確かな技術と知識を身につけたいのです。そのためには、いずれ派遣では限界が来るかもしれません。必要性を感じたらまた正社員になるかもしれません。本当は雇用形態はなんでもいいのです。現在は“派遣“が合っていると感じています。

また派遣や転職について、記事を書くと思います。
今回はここまで。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
なるなり

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