子供の漢方的ケアについて
今回は「子供の東洋医学・薬膳」をテーマに
書いていきます。
でも「理想はこう!」という話です。
私も2人の子供のママなので、
「そんなの無理だよ!」
という気持ち、分かります!!
でもこういう事って
知っていてさせるのと、知らずにさせ続けるのでは
違うと思うのです。
そんな気持ちで読んでいただけるとありがたいです😄
1.子供にも温める食べ物を与えすぎると体調が悪くなってしまうことがある
特に夏の話です。
ママが体が冷えていると、
子供も心配で冷やさないように、と思ってしまいますよね。分かります!!
でも基本的に「子供は熱の塊」と思ってOKです。
子供は「陽が旺盛」つまり熱を持った生き物と本には書かれております。
子供に体を温める食材を食べさせすぎると熱がこもって体調が悪くなってしまう可能性があります。
では温める食べ物はどんなものかというと
【温める食べ物】
ニンニク、カボチャ、ニンジン、ニラ、アスパラガス、タマネギ、柑橘類、栗、クルミ、鶏肉、羊肉、鰻、アジ、イワシ、鮭、タラ、エビ、酒、酢、黒糖、シナモン、羊肉
などです。
もちろん、栄養価の高い食べ物が多いので、与えてはいけないわけではありませんが夏に食べ過ぎると熱がこもってしまう可能性があります。
食べる時は、冷やす食べ物と組み合わせると良いです。
【冷やす食べ物】
ハトムギ・大麦・緑豆・冬瓜・冬瓜の種・なす・レタス・せり・セロリ・金針菜・マッシュルーム・パイナップル・ヘチマ・ワカメ・もずく・大豆モヤシ・たけのこ・きゅうり・じゅんさい・クレソン・ふきのとう・わらび・トンブリ・空芯菜・白瓜・夕顔・アケビ・スイカ・メロン・ハマグリ・シジミ・アサリ・昆布・海苔・レンコン・スイカ
夏は、食卓に並んでいるものが温めるもの、冷やすものに偏りすぎていないか見てみると良いかもしれませんね。
2.まんべん無く食べさせる
幼児期は、栄養面を重視しながらまんべん無く食べさせて味覚を養うことが大切とも書物に書かれています。
とはいえ、こちらが食べさせようにも子供が偏食なことも
とーってもよく分かります。
諦めずに
「これなら食べるかな?」「こんな食べ方はどうかな?」
とトライし続けて、食べなかったら食べなかったでしょうがないくらいの気持ちでいるのが良いんじゃないかと思います。
案外、こちらが諦めて大人にとって美味しい味付けにすると
意外と子供も食べることもあったりもしますよね。笑
3.腎を養う食べ物をとる
食べ物に関しては、2のまんべん無く食べることに加えて
「腎」を養う食べ物をとることも大切です。
生まれた時に体重が少なかったりする場合は
特に食べさせたほうが良いです。
「腎」(腎臓とは違います)は成長や老化、生殖に関わる五臓です。
【腎を養う食べ物】
黒豆、黒糖、黒ゴマ、ひじき、わかめ、えび、山芋、ブロッコリー、カツオ
などです。
おやつに黒豆煮、黒豆プリン。
ひじきと黒胡麻のおにぎりも最高ですね!
お砂糖を黒砂糖に変えるのも良いです🥰
4.胃腸を冷やさない
子供はまだまだ五臓が未熟です。
五臓の中の1つである「脾(胃腸のイメージ)」は冷えに弱いのです。
また私たちは脾で気血水を食べ物から作り出しています。
つまり成長に欠かせない場所です。
そのため、子供の時期は冷たいもの、固いもの、消化しにくいものは
避けた方が良いです。
そのためなるべく飲み物は常温、アイスの食べ過ぎを避けるのが無難です。
(1で書いた「冷やす食べ物」はOK。温度の低いものと冷やす性質の食べ物は別ですよ!)
とはいえ、子供はアイス好きだし、夏の楽しみとしてあげたいですよね!
ここもバランスですねー!
美味しいアイスを楽しませてあげて夜ご飯に温かいお味噌汁を
用意してあげたら良いんじゃないかな、と思います。
ということで「子供の漢方的セルフケア」をご紹介しました。
知っていると少し意識して過ごすことができるかもしれませんね!
でも気楽にやっていきましょう!
笑顔で過ごすことが一番のケアです。
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