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阿波晩茶(あわばんちゃ)は、800年の歴史をもつ乳酸発酵茶。血糖値、アレルギー、腸内環境が気になる人にもおすすめです。

徳島県上勝町に平安時代から伝わる阿波晩茶(あわばんちゃ)。
「番茶」ではなく「晩茶」です。

番茶は緑茶の「二番茶」「三番茶」を指す。対して「晩茶」は年に一度、春ではなく葉が分厚くなった晩夏に摘み取られる。また、桶に漬け込み発酵熟成させることから「晩」の字を使う。
上勝阿波晩茶 - 上勝町
http://www.kamikatsu.jp/docs/2019032500011/file_contents/kamikatsu_furusato.pdf

世界でも珍しい乳酸発酵茶で、発酵食品に期待される効能+お茶特有の効能が合わさった健康茶として、腸活、血糖値抑制、アレルギーの改善、高血圧改善の効果などが期待されています。

私がはじめて飲んだのは、徳島の食材を中心としたFrench Monstarというレストラン。柔らかな酸味と甘みと独特の素朴な味わいが特徴的で、ひと口飲んだ瞬間に、これ、体にいい!と感じるものがありました。

生産量が少ないため、ネットでもけっこう完売となっている品が多く、先日、バイヤーが厳選した全国の食の逸品を集めた「CHABARA AKI-OKA MARCHE」でようやくゲット。

お茶の分類としては後発酵茶ですが、味の傾向としては、中国茶の白茶や黄茶のような繊細さと優しさがあります。
遠〜くにうっすらお漬物感があって、それが体にいいと感じさせる所以かも。醸造家の小林剛士さんがいたころの四恩ワインを思い出しました。

健康効果はもちろん、地方創生の重要アイテムとなっている阿波晩茶。
この原稿を書くために、いろいろ調べていたらなんと!

令和3年3月11日
阿波晩茶が国の重要無形民俗文化財に登録されました。

おめでとうございます! 
カフェインも少なく、地元では授乳中の赤ちゃんにも与えているという阿波晩茶。もっと生産量が増えて、手軽に手に入るようになるといいですね。

資料:
上勝阿波晩茶 - 上勝町
http://www.kamikatsu.jp/docs/2019032500011/file_contents/kamikatsu_furusato.pdf
春期阿波番茶製造工程における各種成分分析
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030762947.pdf

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