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都会つれづれ

名古屋に出た帰り、ついでに駅前をブラブラ。
お盆も終わる時期で人出も多い。

若い人たちは携帯の扇風機をほぼ全員持っている。
持っていていなければならない、かのように。

おおーっ!アニメの実写か?!と思うような女性も多い。
小顔で手足が長く、目の色はコンタクトで黒くなく、爪もキラキラ、着ているものもおヘソが見える位の短さ、スカートも短いが、スラリと伸びたきれいな足によく似合う。

で、そういう人が本当に多い。
名古屋の待ち合わせ場所の金時計前には、よく似た人たちがゴマン(大げさです)といた。
だからすぐに驚かなくなり、見飽きてしまった。

新しい商業ビルに行ってみる。
おしゃれに品物が並べられていて、ほー、とか、へー、とか、心で思いながら見て歩く。
そして…高くて買えない、とあきらめる。

デパ地下にも行く。
ここも人がいっぱい。
品の良い御婦人が高そうな御菓子を買い求めている。
あれは、どんな味かしら?
いやいや、どら焼き2個だけ買って帰ろう。

滑り込みアウト!
帰りの電車のドアが目の前で閉まる。
次の電車が来るまでベンチで待つことにする。
隣に年齢不詳の女性が大荷物といっしょにドカッと座る。
長い付けまつ毛、濃い化粧。三つ編みの髪にリボンを編み込んでいる。
チビTに短いスカート。
厚底の靴。
金時計の前で見た若い女の子のような姿。
でもわたしと歳が変わらないんじゃないかな?(わたし、孫4人)

その人、おもむろに携帯で大声で話を始めた。買った切符が無駄になるならない、という内容。
電車はまだだけど、そこから立ち上がって離れた。騒音としか思えなかった。

車窓は次第に田舎の風景になっていく。
何かあるかも、と名古屋に行っても「何もない」と感じるのはなぜだろう。

電車を降り、無人の改札口を抜けた。





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