2020年に買ってよかったもの、愛用したもの
もうすっかり年の瀬なので、今年買ってよかったもの、ちょっと前に買ったけど今年かなり愛用したものについて書いていきます。
いくつかのカテゴリに分けて紹介。男性への駆け込みプレゼントの参考にもなるかしら。
▶ファッション編
Uber Eatsのリュック
Amazonで買った。
Uber Eatsの配達員が使っている超プロ用ハイスペックなバックパック。むちゃくちゃ大容量な上に、保冷・保温機能付き。
リフレクターなども搭載していてまさに都会生活をサバイブするビジネスパーソンのためのリュック。今年はこれを背負ってリモートワークにいそしんだものだ。
キャンプやピクニックなど、ちょっとしたアウトドア用途にも使えるので自宅に1つこれがあると大変便利なのは間違いない。
ノースフェイスのGlam Daypack
近所にふらっと出かけるときはこのNORTH FACEの小型バックパック「Glam Daypack」を愛用した。
これがかなり小さく折りたたみ収納できるので、上で紹介したUber Eatsのバックパックに入れておくといった使い方もできる。
サイズ感としては500mlのペットボトルくらいだ。実はこのGlam Daypackはニューヨークに行くときに成田空港のNORTH FACEで購入した。大きな荷物と組み合わせるときにとても便利な存在。
これも1つ持っておくのをおすすめしたいバックパックだ。
ニューバランス ML2002RF
毎年なんだかんだ1〜2足買ってしまうニューバランス。今年はこれである。
完全に一目惚れした。
Made in USAのフラッグシップモデルとして2010年に登場した「2002」を10年ぶりに復刻させたモデル。日本未発売のこのカラーが最高にかっこいい。
勢い余って2足買ってしまった。
990を思わせるアッパーのデザインに、この絶妙のカラーリング。こんなポップなニューバランスはそうそうない。
海外サイトなどでまだ買えると思う。
STAMPのデニム
普通のデニムに見えるかもしれないけど、この「STAMP」は無人の試着室で全身を3Dスキャンで採寸すると、後日ぴったりサイズのデニムが届くというおもしろいブランド。
一切試着せずにこんなのが届くのだ。
これは体験そのものが新しく、とても快適だった。
AirPods用のポケットがつくなどディティールも良い。
自宅でもオフィスでも“だらしなくない”デニムスタイルを模索している人にぜひおすすめしたい。深いブラックネイビーの色合い、かつジャストフィットのストレートデニムは、誰でもすっきりと着こなせるはず。
ちなみにこれはSTAMPさんからモニター的なやつで1本いただいたので「買ったもの」ではない。
ドングリFMアパレル(ドンアパ)
とあるポッドキャスト番組が今年の春・夏シーズンから展開しているアパレルライン。
番組自体はゆるくて内容を覚えていない程度のものだけど、このアパレルのほうはだいぶ力を入れているようで、著名なクリエイティブディレクターを迎えてTシャツやパーカーなどをリリースしている。
たまにテレビを眺めていると、このブランドを上手に着こなしている有名人を見かける。相当広がっているらしい。
この間はたまたま入った都内のバーの店主がドンアパを着こなしていた。
この冬はパーカーも人気らしい。「袖口のワンポイントがこだわり」とデザイナーが語っているのをどこかで見た。
一部アイテムはこちらで買えるようだ。
スノーピークの「アウトドア キモノ」
スノーピークが毎年出しているアウトドア仕様の着物、その名も「アウトドア キモノ」である。
買ったのは去年だが、2002年初頭から着続け、秋冬になってからまた登場回数が増えてきた。アウトドアと銘打っているだけあってとにかく温かい。
ぽかぽか度合いは見た目以上にある。下にヒートテック、巻物を加えると街中を歩く程度なら真冬でも全然いける。真冬の焚き火などもこれで快適に過ごせた。
定価は5万5000円くらい。着物と考えると十分安いが、型落ちのものはセールでさらに手頃になっている。
ちなみに次に狙っているのは同シリーズの「HAORI」(羽織り)だ。
これがキモノ本体より高い5万8000円なのでやや躊躇しているところ。ここまで揃えればスノーピークの着物スタイルも完成なんだけど。
▶書籍・マンガ編
明け方の若者たち
Web媒体を中心にライターとして活躍するカツセマサヒコさんの第一作となる小説。
ふだんは小説をほとんど読まないし、しかもわざわざ1作目を読む必要もないだろうなんて思っていたけど、これが意外と(…と言っては失礼だけど)とてもおもしろかった。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。
なんだろう。20年近く前の大学生だった自分の痛々しさを掘り返されることが心地良い。この主人公に自分を重ねながら、いまの時代の空気も感じながら、楽しく読むことができた。
作者のカツセさんが自著を語るこのラジオもおもしろかった。
読んだあとに聴いてみると笑えるかもしれない。
藁を持って旅に出よう
こちらは半分ビジネス書、半分小説みたいな不思議な作品。
著者は住友商事で人材育成に関わった後、グロービスで法人向けコンサル業務をやったり、スタートアップで取締役COOを務めたりして、いまは会社を経営する荒木博行さん。ビジネスと人材育成のプロです。
そんな人が、小説という体裁をとりながら、毎回誰もが知ってる「寓話」をベースに社会人として生きていくためのさまざまなメソッドや今後のキャリアのヒントを学ぶというのが本書。
これがめっちゃおもしろいんです。
例えば有名な「うさぎとかめ」の寓話では、あのがんばった亀さんこそが「社会人失格」だということが語られます。
気になる人はぜひ読んでみてください。
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
noteなどで活躍する作家の岸田奈美さんが書いた1作目。
家族との思い出や自身のこれまでを綴った泣き笑いのエッセイ集だ。父親を中学生のときに亡くし、母親は病気で車椅子生活になってしまった。弟は生まれつき障害を持っている。
そんなぎりぎりな状況を悲観するでもなく、抗うでもなく、ただ日々をより楽しく前向きに生きようとする筆者とその家族の様子がカラッとした筆致で描かれる。
家族ってなんだろう。そんな当たり前の問いかけに、新しい視点をもたらしてくれる本だった。
岸田奈美さんは“しゃべってもおもしろい”人だった。このラジオに出てるのでよかったら聴いてみるといいと思う。
ミステリと言う勿れ
今年おもしろかったマンガとして、一二を争うのがこれ。
この不思議なマンガをなんと呼べばわからない。安楽椅子探偵モノともいえるし、説法というジャンルかもしれない。
たしかに単純に「ミステリ」といえない何かがある。
ストーリーとしては単純だ。久能 整(くのう ととのう)君という天然パーマの大学生が、身の回りで起きる事件をふんわりとしたトークをしながら解決していくというもの。
現場で手がかりを探すというより、人から聞いた話だけで本質に近づくところが安楽椅子探偵だし、その話の過程でやんわりと現代の問題(ジェンダー、パワハラ・セクハラ、男尊女卑などなど)をこの若者が斬っていくところも痛快なのだ。
魅力を感じる部分は人それぞれ。ただし読み始めると止まらない。ぜひ年末にこの不思議な読後感を楽しんでみてほしい。
サマータイムレンダ
これも今年1年、いろんな人に薦めまくった。みんなが言うのは決まってこうだった。
「読み始めたら止まらなくて一気に読んでしまった」。
それくらいおもしろい。ジャンルとしてはタイムリープもの。とある島で起きた事件をめぐり、それを解決する主人公たちがほぼ“TENET状態”になる。
ただしTENETよりはだいぶわかりやすいので安心してほしい。何度もページをめくったりしていると、そんなに混乱しない。
登場人物全員が怪しく、誰が誰だか、いつの誰だか…。もう、むちゃくちゃおもしろい。年末年始の一気読み作品にぜひどうぞ。
▶健康編
マスク用ブラケット
これ知ってますか。
マスクの内側にはめるプラスチックのフレームのようなもので、マスクの接着面を立体的にすることで、呼吸を楽にしたり、女性の場合はメイクや口紅が取れにくくなるそうです。
一つひとつは安いし、洗って何度でも使えるし、今年はとても重宝しました。
ULTORAホエイプロテイン チョコレート風味
今年、運動後に飲みまくったプロテイン。
テキ村式ダイエットで知られるテキーラ村上氏がプロデュースしたプロテインである。テキ村氏といえばこの本が昨年末に大ヒット。
読者を「豚」呼ばわりする問題作ながら、熱狂的なファンに愛されており、Twitterでは「テキ村式で痩せました」の声が日々アップされている。
そんなテキ村氏のプロテインは何がすごいのか?
ひとことで言うと、「むちゃくちゃ美味い」。
それだけだし、それがけっこう大事。とにかく美味いプロテインだからこれくらい飲めと。味が苦手という人はここから入るのがいいと思う。
▶ガジェット編
iPhone 12 Pro
これは普通にいい。
iPhone Xから乗り換えた自分としては何の不満もない。チップの性能は上がっているし、カメラもすごいことになっているし、この角のあるデザインもいい。
個人的にすごく便利に使っているのが「広角」。たぶんこれはiPhone 11くらいからあったんだろうけど、カメラを2倍ズームにする要領で、0.5の“引き”で撮れるところだ。
大きな建物やお店の中など、ちょっと引いて撮りたいときに、わざわざ自分が下がらなくても「0.5」を押すだけで引きの広角の絵を撮れるのは大変便利。
これだけでもiPhone変えてよかったー、と思えた。
Macbook Air(M1モデル)
これも相当いい。3つ挙げる。
1. バッテリーがすごい長持ちする
朝9時くらいに外で仕事を始めたとする。Google Chromeで調べ物をしながら記事を書いたり、1日1〜2回くらいのオンラインミーティングしながら、8〜9時間くらいはいける感覚がある。
だからもうあの純正の充電器は持ち歩いていない。
2. さくさくうごく
主観的な話だけど、新しいMacBook Airはさくさく気持ちよくうごく。レインボーカーソルに出会う回数はかなり減った。Google Chromeのタブをいくつ開こうが、ブオーンという叫びを聞くこともない(ファンがないから当たり前)。
このブオーンを聞かないだけでも、体感的なさくさく感は増す。いろんなことを余裕でこなしているように見える。
3. 既存アプリはなんでもうごく
新しいMac OSは互換性のないアプリがあったり、いろんな不具合があったり、初期の買い替えはいろいろ面倒なことが起きがち。でもこの新型Macbook Airでは全部のアプリがそのまま動いている。Rosetta 2さんが頑張ってくれているらしい。
Steinberg オーディオインターフェース UR12
「なあにこれは?」
「ポッドキャストの収録に使うオーディオインターフェイスです」
前に使ってたMacbook ProをCatalinaにアップデートしたら、それまで使っていたオーディオインターフェイスがあっさりと使えなくなってしまった。
そこで急遽買ったのがこの「Steinberg UR12」。1万円を切る低価格ながら、音質は必要十分なレベル。小型で取り回しやすく、オンライン収録が前提のこの時代にとてもマッチした機器だった。
エントリーモデルだけど、これで十分なオーディオインターフェイスである。
▶食べ物編
いろんなクラフトコーラ
5000文字を超えてきたのでそろそろ終えたいけど、まだ終わらない。
食べ物ではクラフトコーラにはまった。
高田馬場(下落合)にある「伊良コーラ」、そして九州の食材を使って作られた「熊本コーラ」。どちらも野性味とスパイス感溢れるコーラで、一気にクラフトコーラの深みにハマってしまった。
スパイスカレーが好きな人は絶対に、クラフトコーラも好きになると思う。ノンアル飲料としてとてもハイレベルなドリンクだ。
じつは自分でスパイスを買ってコーラを作ったりもした。初めてにしてはなかなか上手くできた。
大人になってから遠ざかっていたコーラがこの1年でぐっと近づいてきた。来年もコーラを楽しみたい。
これを炭酸で割ると自宅でも美味しいクラフトコーラが楽しめる。おすすめ。
SHOKUROお兄さんと一緒に作るおいなりさんセット
これを食べ物カテゴリーに入れるかどうかは迷った。
エンタメ部門のような気もするからだ。
一応ちゃんとしたお米と老舗のお稲荷さんが届くんだけど、このおいなりさんセットは「レクチャー動画」のほうがやばい。
ちょっとだけ見てほしい。
でもおいなりさんは間違いなく美味しい。
作る工程を楽しく学べるんだけど、楽しすぎてたまに意味がわからない。
でもこんなにおいしいおいなりさんは食べたことがなかった。それはきっと自分で作ったからかもしれない。
ファミマの「麻辣花生」
ファミマで売ってるこれ。
めちゃくちゃうまいので見つけたら即買い推奨です。
麻辣の辛味とシビレがまじでコンビニで売っていいレベルを超えています。お酒に半端なく合います。ビール、ハイボール、レモンサワー、ストロングゼロなんでもあり。
ただしこの麻辣花生、かなりの確率で売り切れているように思います。なので僕はファミマを見かけたらとりあえず入店し、麻辣花生があった場合は全部買うようにしています。
きっと同じような輩がたくさんいるんだと思います。
見かけたら、即買い推奨です。
豚組のテイクアウト
大好きでよく(たまに?)行っていた豚組しゃぶ庵が、テイクアウトを開始しました。
えーでも豚組ってこういう美味しい豚肉のお店だし、家でやっても…なんて思ったんですけど、
ふつうにうまかったです。
ほんとにお店で食べるのと全然変わらなかったです。
それはやっぱりいつものタレとか出汁がちゃんと付いてくるから。
お店の「豚しゃぶ」を、そのままパッケージにしました。お肉&野菜は、もちろんのこと、出汁、タレ、調味料に至るまで、鍋とお水を用意すれば、[豚組 しゃぶ庵]の味をご自宅で気軽にお楽しみいただけます。
今月から本格的にオンライン販売を始めたそうで、以下の2人前セットが5000円。
◎本日の銘柄豚2種 スタンダード銘柄豚
ロース&バラ(合計400g)
◎しゃぶしゃぶ野菜
◎オリジナルしゃぶしゃぶのたれ
フルーツポン酢・塩だれ・ゴマだれ・アンデスの岩塩
◎特製調味料(自家製ラー油・黒胡椒・万能ネギ)
◎しゃぶ庵オリジナル出汁(一回分)
◎〆の中華麺セット
(極細中華麺・とんこつスープのタレ・紅しょうが)
▶愛用したサービス・サブスク
Disney+
もう少し語らせてください。
月額700円で、ディズニーとその傘下の作品が見放題の「Disny+」はめっちゃ良質なサブスクでした。
ディズニーやピクサーの作品がいくらでも見れる。そしてDisny+限定のコンテンツもたくさん。これはけっこう安いと思いました。
STAR WARSファンはこのマンダロリアンが見られるだけで元が取れるし、
ビートルズ好きな僕としてはある日突然こんなのが出てきてびっくり。「Get Back」が映画になるらしく、それの先行映像が見られる。
Disny+意外とがんばっています。ネトフリよりもこっちを使うことのほうが増えました。
月額たった700円にしてはだいぶいいなという感じです。
都内のアパホテル
GoToトラベルを使って最も利用したのが、都内のアパホテルでした。
毎日のリモートワークに、連続するオンライン会議に、夜のZoom飲み会に、あらゆる場面でアパホテルは万能なのです。
なにしろもともと1泊4500円くらいなところにGoToトラベルの割引で3000円くらいになるわけです。さらに地域共通クーポンが1000円分もらえるので、実質の支出は1泊あたり2000円程度。
ということはですよ?
15時にチェックインしてから翌日11時まで、屋上の大浴場で広いお風呂に入りながらホテル缶詰を味わうのに、たったの2000円なんです。
これってどんなコワーキングスペースやネットカフェよりも安いんです。
仕事が終わったらお風呂に入って泊まるもいいし、どうせ安いんだからチェックアウトして帰って家で寝たっていいわけです。
アパホテルの使い勝手の良さは異常なんですよ。
いまはGoToトラベルは一時停止していますが、開業50周年記念セールで素泊まり3900円になっています。
note
最後に、この「note」というサービス。
1年間、便利に使わせていただきました。文字が書きやすく、読みやすい。そういった基本がしっかりと押さえられており、
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」
この思想を着実に踏まえているいいサービスだなと、使ってみて思いました。
今年の「買ってよかったもの、使ってみてよかったもの」はここで終わり。
来年もよろしくお願いいたします。