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「羨ましい」を使わない人間になりたい。

人からいただいた褒めことばを、素直に受け取れない自分がいる。

褒めてもらったことに対して自信をもてていない場合が9割以上。それ以外については「あなたが褒めている、その性質がゆえに苦しんできたんだよ」と若干の怒りや悲しみを覚えているから。そんな気がする。

私は人より太りにくい。成人女性の平均くらいのカロリーは日々摂取しているが、それでも脂肪や筋肉を維持するには足りない。だからといって多めに食べようとすると苦しくて、結局、太ることができない。

瘦せていて羨ましいと、何度も言われてきた。他意がないことは分かっている。それでも、じんわりとした心の痛みは確かに感じる。

かくいう私も、人に幾度となく「羨ましい」「いいなあ、〇〇で」と言ってきた。何の意図もなく、ただ無邪気にそう言っていた。そしてそのことばがゆえに人を傷つけたこともあるはず。

人間そんなものだろうと分かっていても。

相手の過去に思いを馳せる。今自分が褒めようとしているその性質について、その人自身はどう思っているのか少し考える。

そんな心の余裕をもった人間になりたい。

あなたのそういう一面、私は好きだよ。素敵だと思うよ。

あくまでも私はこう思っている。そういう押しつけがましくない、やっかみのない形で、愛を届けられる人間になりたい。

20210908 Written by NARUKURU




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