![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63812581/rectangle_large_type_2_db0128f847e4ef074a9d1f22c6c803c8.jpg?width=800)
「羨ましい」を使わない人間になりたい。
人からいただいた褒めことばを、素直に受け取れない自分がいる。
褒めてもらったことに対して自信をもてていない場合が9割以上。それ以外については「あなたが褒めている、その性質がゆえに苦しんできたんだよ」と若干の怒りや悲しみを覚えているから。そんな気がする。
私は人より太りにくい。成人女性の平均くらいのカロリーは日々摂取しているが、それでも脂肪や筋肉を維持するには足りない。だからといって多めに食べようとすると苦しくて、結局、太ることができない。
瘦せていて羨ましいと、何度も言われてきた。他意がないことは分かっている。それでも、じんわりとした心の痛みは確かに感じる。
かくいう私も、人に幾度となく「羨ましい」「いいなあ、〇〇で」と言ってきた。何の意図もなく、ただ無邪気にそう言っていた。そしてそのことばがゆえに人を傷つけたこともあるはず。
人間そんなものだろうと分かっていても。
相手の過去に思いを馳せる。今自分が褒めようとしているその性質について、その人自身はどう思っているのか少し考える。
そんな心の余裕をもった人間になりたい。
あなたのそういう一面、私は好きだよ。素敵だと思うよ。
あくまでも私はこう思っている。そういう押しつけがましくない、やっかみのない形で、愛を届けられる人間になりたい。
20210908 Written by NARUKURU
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?