HSS型HSPな自分を認める、第一歩を踏み出した。【なるくるの葛藤】
High Sensation Seeking. 刺激を追い求める人。
Highly Sensitive Person. 一般の人より感受性が高く外部の刺激に敏感な人。
私はこの矛盾した二つの性質をもち合わせるから、毎日葛藤するのか。
やっとHSS型HSPと認められた。そのきっかけと、実際に今日してみたことについて書き残す。
強烈な自己嫌悪に襲われた。
昨日、久しぶりに訪れた場所で、初めての体験をした。急に天候が変わった日でもあった。
家に帰ってきてすぐは通常運転だった。出先での発見をnote上に残す余裕はあったし、なんならご機嫌だった。
noteをアップして一息ついたとき、自分の異変に気づく。
あれ、動けない。
特にやるべきことはないんだけど。でも何かやらないといけない気がする。
何が起こっているの。なんで座り込んでいるの。
頭が真っ白になった。
これまでも体が動かなくなるという経験はあったけれど、それはもう乗り越えて、対処法も身に着けたつもりでいた。その分、あの頃の自分に戻ってしまうんじゃないか。その恐怖感で居ても立ってもいられない。でもじっとしているのも苦しい。訳が分からなかった。
パニックになりながらも何人かと話した。
とにかく今の自分は冷静に物事を考えられない。それだけは分かった。だから思いつく限りの人に電話をかけた。
兄。社会福祉従事者。高校から大学まで一緒の友だち。大学の先輩。
色々な人と話して少し落ち着き、最終的に「話したい」と思ったのは、何となく気が合うのかな、と思っていた高校の同期。
高校生の頃から他とはひと味違うと思わせる面々を見せていたこと。かと思えば勉強熱心で、いわゆるエリート大学に通っていたこと。そして卒業後すぐに「レールから外れた」生き方をしていることを知っていたからかもしれない。
話してみて、彼女が「社会的マイノリティ」だったことを知る。
人間ってまじだりぃけどさ。
あたし達って大学まで行かせてもらって、好きなようにしていいよって親に認められてるわけじゃん？じゃあ、親のためにも生きるしかねーよな。
あーでも、だりぃよなあ。
彼女と私の生きづらさの要因は違ったけれど。
こんなに率直に、自分が思っていたことを言語化してくれた人は今までにいなかった。人間失格がどうのこうのとか、仏陀の教えがなんちゃらかんちゃらとか、最終的に「やっぱだりぃなあ」に舞い戻って。そんな会話を2時間くらいした。
HSS型HSP。やっぱりこれなんだろうな。
なんとか眠りについて目覚めた今朝。
だるさは残っていたが、ほんのわずかな勇気は取り戻していた。
HSS型HSPって何なんだと調べてみた。
周囲の人に「私はHSS型HSPってやつっぽいから、自分の生きやすさを探すために一歩踏み出す」と宣言した。そうでもなければ向き合えそうにもなかったから。
▲今日読み込んだサイト
これまでも、ぼんやりとはHSS型HSPなんだろうなとは思っていた。
ただ、積極的に調べたことがあったのはHSPについてだけ。HSS型HSPが何の略称なのかもイマイチ理解していなかった。
何度も何度も読み込んではノートに乱雑に書き出す。自分の場合はこういうケースがあったと振り返る。きつかったけど、やらない方がきついという、これまた矛盾した心とともにやり続けた。大学ノート5ページ分が容易に埋まった。
休み休みでいいから、ちょっとずつ歩んでいこう。
サイトに書いてあることすべてに共感したし、HSS型HSPは人口の約6%しかいないと分かり、そりゃ生きづらいよなと納得できた。
これまでに成し遂げてきたことは、この矛盾した二つの性質がゆえのものだったんだ。
色々と辛いことも面白いこともたくさんあったけれど、20代のうちに自分の矛盾した心に向き合う覚悟ができてよかった。
そう思えた。
今後、インプットとアウトプットを繰り返すうちに、また訳が分からなくなることもあると思う。また違った生きづらさに気づいて、より一層苦しくなるかもしれない。
そういうときは人生の先輩方が残してくださった音楽や小説、エッセイ、エンタメに頼って、休み休みでいいから前に進んでいこうと思う。
私のどろどろとした葛藤と決意表明を見届けてくださり、ありがとうございました。
今日はもうよく頑張ったので、大好きな音楽を聴いて、おいしいご飯を食べて、寝ます。
20210903 Written by NARUKURU
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