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大山詣り その2 大山寺を経て下山

<その1

山頂15分ほど休憩してからもと来た道をたどって下山する。
雨が降り出したので雨具を羽織っておく。
急傾斜は登りも大変だが、下りも同じくらいきつい。とにかくヒザにくる。私はトレッキンシューズだったのでまだよかったのだが、同行の友人はローカットのランニングシューズだったのでバランスをとるのが大変そうだった。
それにしても体がなまっている。鍛え直さねば。
下りているとき、結構な数の人とすれちがった。ケーブルカーであがってきたのだろうか。こんな天気でも人気があるようだ。
大山阿夫利神社までは40分くらいかかった。着いた頃にはすっかりヒザが笑っていた。脚へのダメージは下りのほうが大きいかもしれない。

神社からは登ってくるときが男坂だったので、女坂からにすることにした。途中の大山寺を見ていくこともできる。
男坂よりもなだらかということであったが、どうしてなかなかの傾斜である。
10分ほど下りたところで「女坂の七不思議」と書かれた看板が現れる。
女坂七不思議とは麓からの順番で1.弘法水 2.子育て地蔵 3.爪切り地蔵 4.逆さ菩提樹 5.無明橋 6.潮音洞 7.眼形石の7つ。私たちは下り道だったので7の眼形石から見ていくことになった。
さて、ここで気をつけなければならないのは5.無明橋である。この橋を話ながら渡ると落とし物をしたり橋から落ちたりすると言われている…ということが書かれた看板があるのは山の上のほう、つまり、下から来たときはこれを見るのは渡った後になる。
これから大山を女坂経由で登る方はご注意あただきたい。

女坂の七不思議

女坂の中程には雨降山大山寺がある。
ここでは落語の「愛宕山」にも登場する「かわらけ投げ」ができる。土にすぐ戻る素焼きの土器(300円)を買い、所定の場所から谷に向かって投げるのだが、そこには2.5mの福輪があり、そこをくぐらせることができれば幸運がもたらされるという。
大山寺へ上がる石段は例によって恐ろしく急傾斜だ。
石段の両脇にはもみじが植えられており、このときは完全に緑だったが、紅葉したらどれだけ見事かというのは容易に想像できる。

かわらけ投げ


これが紅葉したらどれほど見事か


大山寺から15分ほどでケーブルカーの駅となり、バス停までは5分ほど。これにて無事、下山となる。
久々なので大分足が疲れた。やはり丹沢山系。甘く見てはいけない。ちなみに翌日は筋肉痛になり、階段を下りるときに変な歩き方になっていた。

今回の反省として、丹沢・大山フリーパスの存在を忘れていたことがある。
これは丹沢・大山エリアの小田急線と神奈中バスが乗り放題になるのに加え、飲食や入浴施設でも割引など特典があるというもの。
今回私は下山後に鶴巻温泉「弘法の里湯」に寄ったのだが、ここは伊勢原から帰り道とは逆方向に一駅だったのに加え、入浴料200円の割引もあった。
次回丹沢方面に行くときは、忘れないようにしたいところだ。


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