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大山詣り その1 阿夫利神社を経て山頂へ

大山は昔から信仰の山で、山の中には大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)と雨降山大山寺(あふりさんおおやまでら)がある。
江戸時代の頃は町内の若い者が講中を組んで参詣していたようで、落語の噺にもなっている。
その頃は藤沢のほうを回ったようで、帰り道に江ノ島のほうで遊ぶような描写もある。

友人に山に行かないかと誘われ、はじめは丹沢の塔ノ岳で考えていたが、天気が今一つなので、もう少しコースタイムの短い大山にしようということになった。
7時頃に伊勢原駅に集合し、バスで大山ケーブルバス停へ向かう。天気もあってバスは混んではいなかった。
20分くらいで到着する。
バス停からお土産やさんが並ぶ階段状の道を5分ほど歩くとケーブルカーの駅に出る。ケーブルカーを使えば山の中腹にある大山阿夫利神社まで行ける。早い時間で、ケーブルカーは動いていない。元々歩いて行くつもりではいたので問題はない。
神社までの道は短いが傾斜のきつい男坂と、傾斜はゆるいが距離のある女坂がある。
女坂は途中に大山寺があるので、帰りにしようということにして、男坂を登ることにする。


男坂の急な石段


男坂の道は急の石積の段になっていた。
段の幅が微妙に狭いような気がしたが、これは江戸時代の人の足幅にあわせたものなのだろうか、などと妄想する。
久々ですっかり忘れていたのだが、丹沢山系はおしなべて傾斜がきつい。出だしから結構な運動になった。
大山阿夫利神社までは40分くらいか。

阿夫利神社展望台からの眺め

阿夫利神社には展望台があり、天気が良ければ相模湾が一望できる。今回はあいにく雲がかかっていたが、それでも伊勢原の町並みなどは見ろことができた。
神社から山頂の奥社へ向かう。
お祓い初穂料として100円を納めた後に続くのは、恐ろしい傾斜の石段である。
これも幅が狭いので怖い。しかも雨で濡れているので慎重に上がる。
石段から先は急な山道となっている。1時間ほど登るとヤビツ峠との分岐に出て、さらに15分ほどで鳥居が現れ、山頂に到着する。

大山山頂 1252m

つづく
その2>

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