見出し画像

三浦半島 三崎港 その1

暑さも続くので夏らしく海に行こうということになり、奥さんと三崎港へ行った。
京浜急行で三崎口まで行き、そこから三崎港まではバスだ。
京急沿線に長く住んでいて、通勤にも使っているが、横浜より向こうへ行くことはなかなかない。いつもの電車のいつもより先へ。車窓からの風景が見慣れぬものになっていく。

途中、京急川崎久里浜のあたりで雨が降ったが、三崎口に着く頃にはやんでくれた。
バスは満席。東京近郊の気軽に行ける観光地でもあり、人気があるようだ。
20分くらいの乗車で三崎港へ到着する。
港の向こうには城ヶ島が見える。

海鮮と野菜の直売をやっている「うらりマルシェ」に行こうとすると、「にじいろさかな号」ののぼりが目に入る。
船底に窓がついていて海の中で魚が泳ぐ様を見ることができる観光船である。
せっかくなので乗ってみようということになり、乗船券を購入。大人一人1,500円。

15分ほどして出港となる。
船は港から城ヶ島大橋をくぐって外海へ向かう。
出港して間もなくカモメが船に近づいてくる。エサやりができるようで、船内ではエサを販売している。こども連れの家族などがエサやりをしていたのだが、城ヶ島大橋を過ぎたあたりからトンビがカモメを追い払って参戦してくるようになる。
エサの食べ方だが、カモメは口でダイレクトキャッチだが、トンビは後ろ足でキャッチして口に運ぶ。鳥も種類が違うと流儀も違う。
船内では後北条と安房の里見氏の城ヶ島をめぐる戦いについて解説してくれていた。このあたりの歴史も面白そうなので、事後学習しておきたいところである。

外海に出たところで魚の見えるポイントに着いたというアナウンスが入ったので、船底へ行く。
水中を覗ける窓からはメジナ、スズメダイ、クサフグなどの群れを見ることができた。撒き餌をして呼び寄せているらしい。ときにはサメなども来るとのことだったが、この日はいなかった。
15分ほど海中観察をした後、船は三崎港へと戻った。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?