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自分でやる2020年短編BEST5(成井露丸)

どうやら僕は2020年に短編(千字~3万字程度)を47作品書いたらしい。中にはちょっとしたコンテストに拾ってもらったものもあるけれど、そういうのは全部脇に置いて、自己評価でBEST5のランキングを届けてみたい。もしよかったら覗きに行ってもらえたら幸い。
なお選考基準は大晦日ナウの気分でしかないので、冷静に考えたら違う可能性も全然あるよ。

第5位『君と僕とのソーシャルディスタンス
「カクヨム2020夏物語」コンテストに参加した作品。かなり早めの段階でコロナ禍を題材に書いた作品じゃないかな? コロナ禍にあえぐなんてことはない高校生の日常を描きたかった。投稿前はあまり評価は期待していなかったのだけれど、かなり読んでもらえた作品。ありがたい。

第4位『眠れる君にシロツメクサを
イトリトーコさんの開催された第一回イトリ川短編小説賞「たったひとつの望み」参加作品。第一回と第二回のこむら川小説大賞に参加した「月の表面でおっぱいを語る」「君のおっぱいになりたい」の世界観を強引に呪術的融合を果たして書いた作品。SFスラップスティック。グレンラガンに負けるもんかと、超短期的に最も小さなものを最もスケールの大きなものに拡大した一大エンタメ。たまにはこういうのもいいんじゃないかな?

第3位『あの星降る夜へ女神ウルドと跳んだから。
2020年に生まれた短編シリーズ「ウルドさま」の第三作目。渾身の一撃だったんだけどエブリスタ妄想コン「星降る夜に」参加作品で優秀作品に選ばれずに泣いた。夏の夜を見ながら読んでほしい。テーマ曲はZweiのライアなので是非、曲を掛けながら読んで欲しいな。

第2位『僕は女神ウルドに、どんでん返しを願わない。
3位の『あの星降る夜~』とどっちを上にするか迷ったんだけどね。やはりこちら、ウルド様の第一作目。カクヨム4周年記イベントKAC2020の最後のテーマ『どんでん返し』に対して、「『どんでん返し』をテーマにするなんて、そんなテーマあかんやろ!」と反骨精神とともに書いたアオハル作品。珍しく現代ファンタジーに挑戦。どんでん返しをどんでん返ししようと、どんでん返した。ただ、思いはまっすぐに。

第1位『あの夏の垂木祭をいつまでも君と
最後はやっぱりこの作品。成井露丸には「青色/空色シリーズ」とも呼ばれる青春ものの短編があるが、三年目にして自己評価最高に近い作品だと思っている。4000字に詰め込んだ青春の風景と夏の香り。運命の相手と、喪失と、続く人生と。カクヨム4周年記イベント(KAC2020)2回目『最高のお祭り』のテーマに対して、架空の街の架空のお祭り「垂木祭」という設定を作って描いてみました。
どんなに辛いことがあっても、こんな風に、与えられた条件の中で、それでも前を向いて生きていければいいですね。

他にも様々、ありました。振り返ればもがきながらも短編を量産した年だったようです。2021年はさすがにこれより多くは書かないと思いますが、それなりに自分史に残る作品を書ければ良いなと思います。

<補欠群>
惜しくもBEST5に入れなかった補欠たち。

エウロパの街の片隅で
KAC2020の4つ目のお題「拡散する種」。真面目にSFしてみました。

心の波形、時間の波形、君との波形。
monogataryコンテスト 「【YOASOBI】東京、二人の波形」参加作品。場面転換が多いですが。すれ違いながら最後には交わりそうになる二人の運命を描いてみました。

君のおっぱいになりたい
アオハル余命モノと下ネタっぽい話の異次元調和を試みた変態的作品。第2回こむら川小説大賞参加作品:テーマ「擬態」。

私の失恋と河原のポテトチップス、それと鳩。
「「5分で読書」短編小説コンテスト」 想いが通じる5分前 参加作品(選考中)。なんとなく情景を中心に、しかも鳩とポテトチップスをフィーチャリングしながら、書いてみたくなった、アオハル作品。タイトルで吸引したかった、っていうのはある。

以上。
なお、クラフトボスライトノベルコンテスト入賞作品とエブリスタ妄想コンの優秀作品に選ばれた作品が上記リストでは補欠にさえ入っていないのは、アレですね。まぁ、いろいろな評価基準があるということで。

では、良いお年を!!!!

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