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真の賢さについて

頭の回転が速い、結論が一瞬でわかると言う人がいます。これはギア2の賢さだと思います。

(ギアは漫画ワンピースの例え)

それよりも重要なことは、「どうすればよいのか?」の自問自答を続けられる人。知的体力が高い人。これはギア3の賢さ。

ギア2とギア3は全く異質で矛盾する能力だと思います。いわゆる計算力が高い人はそこで思考が止まるけれど、成果を出すためには粘り強く考える事の方が重要だと思う。

次は複雑な人間の心、情理を理解する人。情理を理解する人とは、心理学や人間学の知識を知っているだけでなく、自分の内面を見つめ自分の性質がわかった上で、他者に対する言動をコントールでき、その上で他者の心情がわかる。これがギア4。

ギア3とギア4も、全くの異質で矛盾する能力。外の事象に対する追求心と自己の内面への追及心はレベルが違う。内面への追及心は、自分の弱点や欠点などを見つめられる精神レベルが必要なのです。

人の心情がわかれば人を動かせるのかというとそうではない。自分の我欲、コントロール心を放棄しながら、人を喜びで目標に向かわせて成果を出す。これがギア5。人の世の幸せや喜び、自然摂理としての調和、生々発展を知らねばならぬ。

ギア4とギア5も、全くの異質で矛盾する能力。人間を個別存在として扱うレベルから、人間を組織や社会、地球といった全体性から捉える事ができる。これは対象物をどうにかしてやろうという考えを持っているうちは到達できない思考です。全体を見ながら喜びの生まれる方向というものを見極めようとします。

そして最後にギア1。

これは知識があるというレベルです。詰め込み教育です。これは何も生み出しません。

ギア1とギア2は、プラス方向しかありません。鍛えれば強くなる世界。1〜100。

しかしギア3からギア5は、マイナスも存在する世界。-100〜100

いわゆる頭は良い人が組織を壊し、成果を達成できないのは、ギア3からギア5のスキルが大きく欠如しているからだと思っている。

私は、ここでいうギア3、ギア4、ギア5を自己研鑽を通してプラスにしたという自覚がある。まあ自覚だけど。

これらギア3、ギア4、ギア5の賢さを鍛える研修をビジネスマン教育やリーダー教育としてやっていきたいというのが、今後10年のビジョンです。

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