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#33 マーケティングにおける伊豆の強みとは。伊豆マケvol.3

伊豆の魅力ってなんだろう?

伊豆を勝手にマーケティングシリーズ第3回目になります。
今回は、伊豆を「商品」と見立てた時に、伊豆の魅力や強みは何なのか、掘り下げて考えていきたいと思います。

まず、マーケティングの仕事とは何かについて触れておきたいと思います。
マーケティングの入門書として有名な、森岡毅氏の著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」の中では、

商品を売るのは営業の仕事、商品を売れるようにするのがマーケティングの仕事

とあります。
商品を売れるようにするためには、その商品の現状の強みを整理しておく必要があります。そこで、今日は私が考える伊豆の魅力を深堀りしてみていきたいと思います。

観光目線での伊豆の魅力

まずは、観光客として伊豆を訪れる場合の伊豆の魅力について考えてみます。

  • 関東圏からのアクセスが良い

  • 温泉が豊富で、日帰り温泉も充実している

  • 自然が豊かで、海も山も楽しめる

  • 海鮮を中心とした、おいしいご飯がたくさん

1つずつ見ていきます。

関東圏からのアクセスが良い

伊豆は関東圏からのアクセスが良く、日帰り観光も可能です。

電車では、新幹線を使えば東京から熱海まで約45分。鉄道の取っている伊豆の南端の「伊豆急下田駅」までは熱海から約1時間30分程度です。
つまり、片道2時間半もあれば、東京から伊豆半島の南端まで行くことができます。

伊豆半島西側は鉄道が通っておりませんが、自動車を使えば日帰り観光も可能な距離です。

日帰り観光が可能な一方で、魅力的な宿泊施設もたくさんあるので、非日常を味わえる宿泊を伴う魅力的な旅先もたくさんあります。

人口の集中している関東圏からのアクセスが良いことは伊豆の魅力の一つです。

温泉が豊富で、日帰り温泉も充実している

伊豆は温泉がたくさんあります。
各地域に特色ある魅力的な温泉があります。
また、旅館やホテルも、宿泊客だけでなく温泉のみの利用に対応しているところが多く、何度通っても回り切れないくらいの種類の温泉があります。

自然が豊かで、海も山も楽しめる

伊豆といえば豊かな自然がたくさんあります。

伊豆半島は世界ジオパークにも認定されており、伊豆全域にわたって特色ある景観を楽しむことができます。

一例をあげると、熱海市にはたくさんの梅が咲く熱海梅園が、伊東市には抹茶プリンのような見た目の大室山、下田市にはエメラルドグリーンの海がきれいな白浜をはじめとしたビーチがあります。さらに、河津町には早咲きの桜で有名な河津桜が咲き誇り、西伊豆ではきれいな夕日も楽しむことができます。

ここでは書ききれないくらい自然がたくさんあることが、伊豆の大きな魅力の一つです。

海鮮を中心とした、おいしいご飯がたくさん

伊豆は食事もおいしいです。特に海鮮については各地域で特色ある料理があります。

例えば、伊東市ではソウダガツオ(うずわ)を生で食べる「うずわ飯」というローカルフードがあります。うずわは本来鮮度が落ちるのが早く、生で食べられることはほとんどありません。新鮮な海の幸を楽しめるのは伊豆ならではです。

伊豆市ではわさびやシイタケが有名で、海の幸だけでなく、たくさんの山の幸があるのも伊豆の大きな魅力です。


暮らす、という視点での伊豆の魅力

続いて、伊豆で暮らす、ということに焦点を当てた時の伊豆の魅力についてみていきます。観光目線での魅力は、そのまま暮らす際の魅力にもなりますがここでは省略します。

  • 都市部に出たいときも電車で一本

  • 日常の買い物環境も必要十分

  • マリンレジャー、温泉が日常になる

1つずつ見ていきます。

都市部に出たいときも電車で一本

観光視点での魅力と共通することなのですが、関東圏からのアクセスが良いというのは、生活をする上でも大きなメリットです。

例えば、関東圏に身内が住んでいるような方にとっては、行きたいときにすぐに行くことができます。

また、身内がいる人以外でも、東京に遊びに行きたいときには気軽に行くことができるのはうれしいところです。やはり東京にはたくさんの魅力的なスポットがあるので、時々行きたくなる人も多いと思います。

行きたいときに気軽に東京に行けるというのは、暮らすという視点でも大きな魅力になります。

日常の買い物環境も必要十分

伊豆の中でも地域差はありますが、日常の買い物環境が意外と充実しているのも魅力だと思います。

例を挙げると、伊東市ではカインズホームなどの大型のホームセンターをはじめ、ユニクロやニトリ、ドンキホーテなど、日用品を買うのにも便利なお店があります。

また、最近はネットショッピングで大抵のものが揃います。前述したように都市部からのアクセスが良いので、ネットで注文したものも大体翌日には届きます。

買い物の面でも、地方であることのデメリットが少ないのも伊豆の魅力だと言えます。

マリンレジャー、温泉が日常になる

伊豆では、釣りやサーフィン、ダイビングなどのマリンレジャーが豊富にあります。

私の周りにも、毎日釣りやサーフィンを楽しみたいから伊豆に移住をしたという人も何人もいらっしゃいます。

また、日帰り温泉や公衆浴場も多く、温泉に入ることを日常にすることができます。

このように、マリンレジャーや温泉を日常にすることができるのも、伊豆で暮らす大きな魅力だと思います。


現状で消費者目線ではどう映っているかを想像してみる

ここまで、「観光」と「暮らす」という視点で伊豆の魅力を私なりに整理してみました。
伊豆に住んでいる私はこのように感じていますが、外から見た伊豆はどのように映っているのでしょうか。今回は根拠となる数字を調べるところまではしませんが、私の想像で考えてみたいと思います。

観光目線で考える

市外の方からの認知度という意味では、インスタ映えするようなお店が集まっている熱海駅周辺の商店街や、早咲きの桜で知られる河津桜などは有名なのではないかと思います。
しかし、熱海までは行くけど、そこより南の伊豆半島にはいったことがない、という声もよく聞かれます。まだまだ認知度を上げて、伊豆に訪れてもらう人を増やす余地はありそうです。

それでも、私の体感としては日常の道路の混雑状況を見ていると、かなり多くの観光のお客様にお越しいただいていると思います。
一方で、外国人を見ることはそこまで多くはないのかな、という印象があります。インバウンド(海外旅行客)需要はもっと伸ばせる余地があるのではないかと思います。(もちろん、今はコロナの影響も大きいので、これからだとは思いますが、、、)
円相場の影響や、海外と日本の賃金格差等も考えると、海外旅行客は客単価も高い傾向があると思うので、インバウンド需要を取り込むことは、さらに伊豆を活性化させることにつながると思います。

移住者を増やすという目線で考える

続いて、伊豆への移住という目線で考えてみます。
伊豆は移住先として人気のエリアだと思います。

まわりを見ていても、コロナウイルスの影響で地方移住への機運も高まっていることもあり、移住者の方が増えている印象はあります。
地元の新聞を見ていても、移住者インタビューが掲載されていたり、移住者による取り組みを目にすることがかなり多くなりました。

移住をするということは、観光で訪れるより大きな決断だと思うので、移住先はよーく検討されるのだと思います。そういった意味では、これまで伊豆を訪れたことがない人にとっても、都心部から近い伊豆は候補地に挙がりやすい地域だと思います。


今日は、伊豆を勝手にマーケティングシリーズの第3回ということで、伊豆の現状について掘り下げて考えてみました。

前回の記事でも書きましたが、個人でできることには限界があります。しかし、その小さいことの積み重ねが伊豆全体を盛り上げることになるのだと思います。良かったら前回の記事のリンクを最後に貼るので、読んでみてください。
改めて、現状を把握する中で、小さいながらも私にできることを考えていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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