#207 ソーラン回想録 本祭一次審査⑦ブロック(第33回YOSAKOIソーラン祭り)
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意地を張っていい事はないが、悪い事ではない
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<TOP画像 photo by たかし@光速の豚 様>
連日夏本番と言った感じの気温上昇を受けていますが、いよいよこれからの祭シーズンの熱気が思い出されて恐怖を感じる今日この頃です。今からすこしずつこの暑さに身体を慣らしていって、祭りも生活も倒れることなく過ごしていきたいところですね。祭りも人生も体力!!
あの時の興奮以上に、あの時の涼やかな北海道に戻りたいと思う今日この頃(笑)前回の回想録、本祭一次審査⑥ブロック編はこちらからご覧ください。
満を持してソーラン王者が登場し、また一つ新たな歴史を作った⑦ブロックです。
それではどうぞ!
<⑦ブロック> 北パレード 15:20~16:50
ひがしかぐら東神酔華の舞
北翔大学~友和~
百華夢想
ど感動
柳苑謳歌
躍動
恵庭紅鴉
函館学生連合~息吹~
平岸天神
紫仁
このブロックも全員がきっちりストライクを獲得して、2位以下も押さえられた方が多かったですね。ポイント差も少しずつ変化がでてきた気がします。残り3ブロックとU40でどんな結果になるか。
<平岸天神>
今年はパレードの出来がめちゃくちゃいいですね!踊り子1人1人のパワーと群舞のうねりに息を吞む。決して難しい振りではないのに、踊りとしての基本レベルが全て高い水準にある。こういうのが見たいんだよ!というソーランファンに刺さる演舞で、終わってみれば10年振りのYOSAKOIソーラン大賞!おめでとうございました!
<恵庭紅鴉>
前面では鳥が羽ばたく様な白さを、背面では花が咲き誇る様な彩りを見せてくれる、花の街を代表する演舞に相応しい衣装の見栄えが印象的でしたね。1曲の中に何度もクライマックスがやってきて、その度に袖の虹色や白扇子など、新しい色合いで塗り替えられる光景が印象的でした!
<ど感動>
昨年のインパクト強なデビューから早や一年、かなり大所帯になって帰ってきた気がします!北海道では珍しいスタイルの(逆にどまつり圏の筆者にはなじみ深い)作風で、美麗さというよりはパワーと元気に全振りしてて、見ている観客も巻き込んで大きなエネルギーを生み出す様な演舞でした!
<ひがしかぐら東神酔華の舞>
ウォッチャーの中にも根強いファンがいるチーム。登場時の凛とした佇まいからは意外性を感じるくらいにアップテンポで盛り上がりポイントの多い楽曲。少人数ながらも、しっかりとフォーメーションで群舞の美しさを表現してくれるのはさすがベテラン経験値ならではと言った所でしょうか?
上記以外にも気になったチームをいくつかコメント。
<柳苑謳歌>
筆者は運よくカナモトホールでの前年度U40大賞ゲスト演舞で観る事が出来たのですが、昨年度大賞の名に相応しい、力強くて美しい演舞でした!踊り子一人一人の身体能力も高く、振付の所作に指の先まで力の籠った美しさを感じましたね。チームとして一段階上のレベルに上がった印象です。
<函館学生連合~息吹~>
非常に渋カッコ良くて掴まれる入りから「厳冬に挑む」というテーマに相応しい、重厚で厳しさのある雰囲気を全体に纏いつつも、縦へ横へと変化のある隊列移動や衣装替えによる色合いのバリエーションでしっかり構成の変化をつけつつ力強い踊りとマッチしていました!完成度の高い作品。
大賞を獲った平岸天神だけでなく、どのチームも新たな進化を見せてくれたレベルの高い⑦ブロックでした。
パレードの魅せ方とステージの魅せ方って当然違うものではありますが、エンタメとしてのパレード構成の演出って、高知のよさこい鳴子踊りともまた違った形で見応えがありますよね。やはりソーランチームには長い歴史もあるせいか、一段とレベルの高さを感じます。地方車を加えた上で見るパレードの美しさが、ソーランを見に来る一つの理由になっているかもしれません。
つづく!
まだまだ何かをサポートして頂ける様な大層な書き手じゃないのでサポートなんて恐れ多くてとてもとても…>゜))))彡