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#77 五輪の審判問題から日々の業務と照らし合わせて考える

個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。


SNSで湧き上がっている誤審問題

オリンピックで誤審問題が話題になってますね。

柔道、バスケ、サッカーと日本に不利かと思われるようなジャッジがあり、それもスポーツの一部だとは思いながらも何かモヤモヤが残ります。

選手はインタビューで『決めきれるところで決められなかった自分達の責任』と自責で語られているのは流石と思いました。

一方で説明責任や抗議はしっかりと言うべきという世論もありますね。

仕事においても『改善』『再発防止』のためには言うべきことは言わないと個人の問題ではなく社会の問題が残ってしまいます。

スポーツは好きなので日本の敗退は残念ですが俯瞰的にこの問題を『人・組織』の側面で考えてみたら様々な心理が働いているのかなと感じました。

集団心理

メディア、SNSの発達で多くの声を目の当たりにできるようになったのでみんなも誤審だと思ってるという仲間を見つけることで気持ちも大きくなり、1人では声に出さなかった声を出すようになった事。そしてそれが国レベルの競い合いなので自己投影意識も強い事などが考えられます。

過度の一般化

『みんな言ってるよ』と言いながら実は周りの2、3人が言っているだけだったりしませんか?今回も誤審だ!日本人に不利な判定だ!と言ってますがスケートボードや体操団体といった採点競技ではラストに日本選手が大逆転をしました。もちろん忖度の点数というわけではなく、最高のパフォーマンスを正当に評価されたという事ですが。
言いたいのは2、3の事例で『このオリンピックの審判はダメだ』『このオリンピックは見るに値しない』という判断をするのはどうなのか?という事を感じました。

プロフェッショナルを考える

一方で『4年間必死で練習してきた選手たちに対して誤審や納得感の低い判定で結果が左右されるのはどうなのか?』ということも同時に思いました。

プロフェッショナルとして競技をしている選手を審判する立場としてもプロフェッショナルとしてのスキルは磨いてほしいとは思いました。なのでこの判定はどうなのか?とスキルを疑う判定は避けるようにレベルアップはしてほしいですね。

判定にはテクノロジーの導入でより正確にしていってほしいと思う出来事でした。

そして、仕事や日常においても集団心理やバイアスに引っ張られず、客観的に考える重要性も改めて感じさせられました。

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