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#43 ちょっとした声掛けと笑顔が大きな違いを生む
個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。
先日、リーダーシップ研修をさせていただいている場で非常に素晴らしいコミュニケーションをされているリーダーの方がおられました。
上司に叱られた経験
このnoteを見ていただいている方で部下をお持ちの方、経営をされていて従業員を雇用されている方も多いのではないでしょうか。そして過去、部下として上司のもとで働いた経験がある方も多いのではないでしょうか。そういった経験が少なくても学生時代に部活等で先輩や顧問の先生と関わった方は多いかと思います。
ご自身が部下だったり、指導される立場だった時にご自身が何か失敗やミスをして叱られた経験を思い返してみてください。
「おい!この資料だと、〇〇の視点が抜けているし、部門方針の△△にも反している内容だからダメだ!」
「もう後輩を指導する立場なんだから、そんな甘い考えだとチームリーダーとしてやっていけないぞ!」
と普段よりも厳しい形相で叱られたとしましょう。
叱られた時に覚える感情
そうすると少なからずこういった感情が抱くのではないでしょうか。
「あぁ、確かに部長の言う通りだよな。しかし部長怒っていたよな。あぁやっちまったなぁ。次報告するのしんどいなぁ。評価も下がったんだろうなぁ。」といったように色々とモヤモヤした感情やネガティブな感情が渦巻いているのではないでしょうか。
見えている世界の違い
しかし上司は実は全くそんな事を思っていなくて「あいつにしては珍しいな。期待しているし、次はしっかりと修正した報告をくれるだろう!楽しみにしておこう。」といったポジティブな感情しかなかったとしましょう。
しかし、部下の方は気にしすぎてしまい、他のパフォーマンスにも悪影響を与えてしまっているかもしれません。
上司の一挙手一投足、言動は上司自身が思っている以上に部下は気にしています。
メラビアンの法則
メラビアンの法則では言語情報よりも聴覚情報、視覚情報が与える影響が大きいと言われています。
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不機嫌そうな顔、テンション低めの声、この要素が揃えば、相手にネガティブな影響を与えますが、無表情な顔、普段通りの声でも、部下にはフィルターがかかって割増しで悪い印象を与えてしまっています。
あるリーダーの方の素晴らしい関わり方
前置きが長くなりましたが、先日のリーダーシップ研修で参加してくれていたリーダーの方がそのような局面の時に実践していることが非常に良い取組だと思いましたので紹介します。
そのリーダーの方は叱った後に必ず笑顔で言葉をかけるようです。例えば「頑張ってくれよ」とか「期待しているからな」といった言葉をかけているようですが、大事なのは「笑顔」です。メラビアンの法則でも一番影響を与えるのは視覚情報です。想像してみてください。無表情、もしくは怒った顔で「期待しているからな」と言われるのと、笑顔で「期待しているからな」と言われるのはどちらの方があなたの心に良い影響を与えそうでしょうか?
小さな違いが大きな変化を生みます。ちょっとした声掛けと笑顔、ぜひとも意識してください。
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