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勝負曲はこれに決まり

企画内容は、勝負どころで聞く曲とのことです。少しずれてしまうかもしれませんが、今回記事にするのは勝負どころで弾く曲。
私の勝負曲はピアノ曲、ドビュッシーの月の光です。私はピアニストでもなければ、クラッシックが大好きってわけでもありません。ただ、この曲には勝負曲にするだけの思い入れがあります。

今回はお題企画「#私の勝負曲」をテーマにお話します。


noteの片隅で弾くピアノ

「月の光」は私にとって勇気の曲です。何度も挫折して諦めてきた過去の遺物です。始めてこの曲を弾いてから、止まらず弾けるようになるまで15年かかりました。

そんな曲が勝負曲になったのも、実はnoteのおかげで。やりたいのに出来ていなかったピアノを弾く習慣は、毎日noteによって生まれました。

毎日アウトプットする中で、積み上がっていくものが欲しい。

そう思い作ったのが”ピアノ練習室”です。何度も諦めてきた挫折者が、かっこ悪くみっともなく、ただひたすらにピアノを弾き続ける。noteという街にそんな場所があってもいいなという気持ちでした。



練習室のBefore After

15年の時を経て、月の光はかけがえのない曲になりました。何度も諦めてきた自分、練習から逃げてきた自分、自分に負けた自分、と向かい合えた曲だからです。ピアノを投稿している人と比べたら、技術も力もないかもしれません。それでも辞めません。辞めないことが私の月の光です。

やっと弾けるようになったボロボロの「月の光」も3ヶ月後、たしかに変化がありました。



街の片隅で弾くピアノ

noteの片隅で弾き続けた元挫折者は、思い入れのある”月の光”を誰かに聴いて欲しいと思い始めます。

鳴らしたいのは、諦めた過去を持つ音。弱くかっこ悪い自分を認める音。
上手くなくてもいい。何者でもなくていい。誰かの心に響くピアノを弾きたい。15年間負けてきた私のピアノが街に鳴るきっかけでした。

コロナの中、ストリートピアノ の多くは閉鎖されています。ネットに情報がなく、行ってみたら弾けなかったこともありました。ここは諦めません。諦めるのはもう充分経験してきました。
何度も諦めてきた挫折者が、かっこ悪くみっともなく、ただひたすらにピアノを弾き続ける。現実の街にもそんな場所があってもいいなという気持ちでストリートピアノを弾き始めました。


まとめ

今回はお題企画「#私の勝負曲」をテーマにお話しました。ちょっとばかし熱くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

本当は諦めたくなかった過去ってみんな持ってると思います。いつかその人に自分を認められる勇気を届けられるよう、今日もピアノを弾きます。
私の勝負曲は月の光。自分を受け入れる勇気の曲です。

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