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打楽器講師デビュー者のアウトプットvol.5

少人数制・換気空間・消毒・マスク・・・感染対策を積み上げながらレッスンを行なっています。
これまで、習い事や体験イベントなどで講師が求められるものを考えてきました。本当に求められるものは、技術の向上だけではありません。上手くなることを通して、”楽しい”体験を求められます。前回は”楽しい”と感じる瞬間を掘り下げて考えました。
今回は、前回たどり着いた”楽しい”を取り入れてレッスン内容を考えます。


”楽しい”の中身をのぞいてみる

レッスンを通して楽しいと感じる体験は、3つあります。

①感情が動く体験
②上手くなる体験
③コミュニケーション体験

「①感情が動く体験」は音楽である以上、いかに感情を乗せられるかが”楽しい”に関わります。「②上手くなる体験」は出来なかったこと出来るようになるという成長体験。「③コミュニケーション体験」は人と関わる楽しさの体験です。


レッスンに組み込む

3つの楽しいを組み込んでレッスンを設計していきます。直近のカホンレッスンの内容で感がていきます。

①感情が動く体験
・・・いきなり難問です。私は、音を鳴らしただけで感情が動いてしまいます。音楽に触れて来なかった人は、どうしたらカホンで感情が動くだろう。
大きな音か小さな音かだったら大きな音かな・・・
ハイテンポとローテンポだったらハイテンポかな・・・
色々と考えるうちに、知ってる曲でカホン映えしそうなものにする、と落ち着きました。題材にする曲は『情熱大陸』です。誰もが耳にしたことのある曲で挑みます!

②上手くなる体験
情熱大陸にはラテンのリズムパターンが使われてます。ラテンのリズムって日本人の中にないのか中々難しいです。ラテンのリズムは”出来ないことが出来るようになる体験”にぴったりです。

③コミュニケーション体験
前回のレッスンは90分休憩なしで講師ばかり話していました。今回は”話をする”から”話を振る”意識に変えてみます。相手がどんなことに”楽しい”を感じるのかを探してみます。


まとめ

今回は”楽しい”を分解して、レッスン内容を組み立てました。ずっと演奏側だった私が教えて欲しいと言ってもらえるのは、本当にありがたいことです。選んでもらったからには、楽しい経験をしてもらいたい。レッスン内容もブラッシュアップを続けて、”楽しい”を共有できる講座を作っていきます。

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