我流!雑に作れるローファットなパンデピス / Pain d'épices
はじめに
スイスのスーパーは製菓材料の棚が充実しているように感じる.毎朝作るプロテインマグケーキに必要なベーキングパウダーが150g で0.5CHF (1CHF≒170円) で手に入る.その棚に"Gingerbread spice" というものがあり,チャイ好き・ジンジャーブレッドラテ大好きな私は,一体何に使うのだろうと調べた結果 "Pain d'épices" という料理がヒットした.
また現在の家には電子レンジがない代わりにオーブンがあり,またオーブンの利便性が非常に高く日本にいるときよりもかなり身近な存在になった.さらにスイスは日曜日にほとんど全ての店が閉まり,まるで日本の年末のような静けさになる.従って,自然と「お菓子でも焼いてみるか」という気になるのが本当に不思議.
"Pain d'épices" を調べると文字通りフランスでよく食べられるスパイスケーキなのだが,バターを使わず蜂蜜でしっとり仕上げるのが特徴であり,兵士の保存食が起源とされていることからも,カロリー密度が高くなおかつ保存性が高いのが,料理下手のローファット自炊生活をしている私にぴったりであると感じた.
特徴
砂糖を使わない
オイルやバターなしなのに,はちみつのおかげでしっとりしている
牛乳と卵の脂質だけ(無脂肪乳を使えばもっとFカットできる)
こんな人におすすめ
ローファットな食生活
増量中 カロリー密度が高い
減量中だけど甘いものが食べたい
甘いものが食べたいけど砂糖を控えたい
お菓子作り初心者
余らせたスパイスの使い道がない
材料
卵……1個(M玉)
牛乳……30g〜40g
卵と合わせて粉と同じ重さ(後述)になるように調整
はちみつ……80g
強力粉……80g
ライ麦粉を使うとより本場っぽさが増す
ベーキングパウダー……8g
スパイス あわせて3-4g くらい
日本のレシピサイトだとシナモン・ナツメグ・クローブ・ジンジャーの組み合わせが多い
本場はスターアニスとアニスが入る
スターアニス=八角なので好き嫌い分かれるところでしょうね
手元にあるジンジャーブレッド用ミックススパイスは,コリアンダー・スターアニス・アニス・シナモン・クローブ・ジンジャーの順に記載されていました
作り方
オーブンを予熱しておく(180℃)
強力粉,BP,スパイス,つまり材料の粉を全部合わせてふるう
別に振るわなくても死なない 振るわない人はいきなり3へ
ボウルに卵を溶き,牛乳を混ぜる
そのボウルにはちみつを入れ,よく混ぜる
粉系(強力粉,BP,スパイス)をボウルに入れて,粉っぽさがなくなるまで混ぜる
型に入れて,オーブン180℃ 20分 焼く
15分くらい経ったら多分膨らんでると思うので,焦げないように見張っておく
取り出して竹串刺して何もついていなければオッケー
生焼けだったら戻して温度下げてもう少し焼きます
焼きたてよりも冷蔵庫で一晩寝かすとより美味しくなります
Bon appetit!
Appendix
スパイスの配合
一番馴染みのあるシナモンをベースに他を足していくのがよさそう
個人的にはクローブを入れすぎるとちょっとスースーピリッとする気がするので少なめにしてます
試してないので保証はできませんが,チャイミックスを使うのもいいかもしれません.もちろんですが内容物は確認の上で.
代替とアレンジ
強力粉→薄力粉は保証できません
一般的なお菓子作りセオリー的にはNGだが素人なのでわかりません
強力粉→ライ麦粉は問題なし
強力粉→粉末オートミールは多分問題ない
はちみつとスパイスを混ぜたオートミールベースのパンデピス風プロテインマグケーキを毎朝食べているが,なんら問題ない
容器
野田琺瑯レクタングルSにクッキングシートをを引いて,パウンド型代わりに.
参考レシピ
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