時差の話がややこしいという話
あなたは日本とシンガポールの時差の話をするとき、
「シンガポールは日本より1時間早い」
「シンガポールは日本より1時間遅い」
どちらの表現をするだろうか?
※前提を確認しておくと、例えば日本が8時のときシンガポールは7時である、という関係だ。
時刻について言うときの「早い時間/遅い時間」という表現は、数字の小さい方が「早い」で、大きい方が「遅い」であるので、これに従えば「シンガポールは日本より数値が小さい」ので「シンガポールは日本より1時間早い」が正しく見える。
しかし、ある特定の時刻(例えば8時、例えば日の出)に注目すると、「まず日本に訪れ、その後シンガポールに訪れる」ので「シンガポールは日本より1時間遅い」が正しく見える。
よって、時差の表現に「早い」や「遅い」を使うと誤解が生じる恐れがある。
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「シンガポールとの時差ってどんなだっけ?」
「1時間早いんじゃなかったかな」
「どっちに?」
「シンガポールが早い」
「早いってつまりどっちだっけ?」
「日の出が遅い方」
「えーっとつまり・・・???」
みたいな会話したことあるよね?ない?
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どうしたもんかと思っていたら、Google検索結果では「進んでいる」という表現になっていた。
なるほどこれは誤解がなさそうだ。
今後はこれを使っていこう。
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