Uターン後1年経過の50歳フリーランスが発見した「地方都市でスムーズに働き始める方法」
フリーライター・Web編集者のナリシゲ(@nari_104)と申します。
昨年(2019年)2月に、東京から福岡にUターン。50歳・男性の私は、30年ぶりに福岡県民となりました。
50歳で大きく環境を変えることは、大きな冒険でした。
Uターンとはいえ、30年ぶりのことですから、初めて暮らすようなものです。
この1年間、何を考えどう動いたか。
成功と失敗を繰り返す中で「地方都市でスムーズに働き始める方法」がぼんやりと分かってきましたので、紹介いたします。
地方都市の暮らしは、のんびりとしていて穏やかである、というイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
もちろんそういった要素はありますが、仕事やそれ以外の活動をしていくうえで、東京都は違う種類の面倒なところはたくさんあります。
このnoteに書いてある、「地方都市でスムーズに働き始める」ために必要なことは大きく3つです。
・地域で働くうえで「◆◆を狙うべき/◆◆を手に入れると動きやすい」
・地域に溶け込むためには「■■が無いと詰む」
・地域に根差して活動するために「▲▲を使いこなそう」
以下に当てはまる方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。
・今後、移住またはUターンする予定の30~50代のフリーランス/会社員
・地方都市での働き方について悩んでいる30~50代のフリーランス/会社員
地域や職業によって違いは存在すると思いますが、新たな地で仕事を始めるうえで「大切なこと」はきっと同じです。
皆さまが新たな土地での生活をスムーズにスタートできることをお祈りします。
はじめに
改めまして、ナリシゲ(@nari_104)と申します。
福岡市と北九州市でフリーランスのライター・Web編集者として活動しながら、生まれ故郷・北九州市のローカルWebメディア「キタキュースタイル」を運営しています。
Uターン後の活動拠点は福岡市と北九州市の2カ所です。
自宅は福岡市。
週2回~4回ほど生まれ故郷の北九州市に移動して活動しています。
両市はバスで90分、新幹線で15分ほどの距離です。
北九州市のローカルWebメディア「キタキュースタイル」を運営していることもあり、北九州市での活動が多めでした。
それでは、Uターン後1年経過の50歳フリーランスが発見した「地方都市でスムーズに働き始める方法」、スタート。
移住・Uターン前に絶対やるべきこと
移住・Uターンを控えるフリーランスの方にまずお伝えしたいことがあります。
お金に余裕を持っておいてください。
そして、貯金が無い場合はもちろん、ある場合でも「今やっている仕事を手放さない」ことをおすすめします。
移住・Uターン後すぐにその地で仕事を獲得するのは至難の業といって良いでしょう。
東京から請けている仕事であっても、「今現在仕事をしている」という事実は精神を安定させます。
それに、東京から仕事を請けていても、地域での活動には何の影響も及ぼしません。
実際、私も売上の大半が東京から請けている仕事です。
東京から来ました感を出さなかった
私が転居した当初、一番気をつけていたのは「東京から来ました」感を出さないこと。
Uターンとはいえ、地元を離れていた30年間のほとんどを東京で過ごしていますから、私はすっかり「東京の人」になっていました。
実際に東京から来ていることもあり、なかなか難しいところではありましたが、少なくとも「東京ではこんな実績を残しました!」という話を自分からするのをできるだけ控えました。
理由はふたつ。
まず、私が東京で何をやってこようが、目の前の人はあまり興味がないのではないか?と思っていたこと。
それより目の前の人が知りたいのは「今は何ができるの?これから何をやってくれるの?」なのではないかと考えました。
尋ねられれば過去の職歴や実績について説明していましたが、基本的には私が過去にやっていたことは、相手と仲良くなってから話せばいいと思っていました。
例外として「ぱくたそにフリー素材として掲載されている」ことだけは話すことがありました。
インターネット周りで仕事をしている人たちの中では「ぱくたそ」の知名度は抜群です。
信頼できるサイトに載っているという事実が、相手に与える印象を変えてくれるのではないかと思い、話のツカミに使っていました。
そしてもうひとつの理由。
転職してきて、前の会社の話ばかりする人がいるじゃないですか。
ここから先は
¥ 980
いただいたサポートはローカルWebメディア「キタキュースタイル」の取材費用に充てさせていただきます。