見出し画像

武蔵野市立吉祥寺美術館(東京都武蔵野市・吉祥寺駅 浜口陽三記念室・萩原英雄記念室)

吉祥寺駅北口、バスターミナルを横目にアーケード商店街へと入る。アーケード内をウロウロすること3分ほどでコピス吉祥寺という商業施設があり、その7階に吉祥寺美術館はある。企画展の他に常設展として、浜口陽三と萩原英雄という二人の画家の記念展示室がそれぞれ設けられている。なお撮影はできない。

今回の企画展は市民ギャラリーとして開放されている。未来の画家を見つける気持ちで一通り拝見したものの審美眼が備わっていない自身に恥ずかしくなり早々に撤退。

浜口陽三は水天宮駅にも個別のギャラリーがあるヤマサ醤油に関連する人物で、メゾチント版画の作家としての実績を持っている。
展示室は広いわけではないけれど暗闇の中にうっすら浮かび上がるさくらんぼの作品が多い。さくらんぼを題材にする理由としては、さくらんぼの持つ質感、光の集まり方、色が自身の版画の表現にとても合うからだそう。展示室の奥には実際に作品制作時に使用していたプレス機もある。妻の南桂子の版画作品もある。

画像1

萩原英雄は地元の山梨県に多くの作品とコレクションを寄贈しており、自身も富士山を描いた作品が海外でも高い評価を得ている。木版画が中心で展示室には馬連などの道具もある。とにかくお洒落な椅子が並べられており実際に座って休みながら作品を眺めることができるのだけれど、トリッキーなデザインで思わずどの椅子も座りたくなる。ピクニックシリーズが印象的。トイレはウォシュレット式。

画像2



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?