アニメ『Dr.Stone』の千空に学ぶ、これからの"リーダーシップマインド"
仕事は一人じゃできない。
だれかを喜ばせることで仕事が成り立っているから当たり前だし、より大きな喜びをあげるためには、仲間と協力する必要があります。
そんな時に求められるのがリーダーの存在。チームをまとめあげて引っ張ってくれるリーダーシップです。
今回は、私が大好きなアニメ『Dr.Stone』から、リーダーシップを学んでみませんか?という内容でーす。
あらかじめ言っておくと、ご紹介する内容について、私自信がすべて出来ているということでありません。むしろできてないから、できるようになりたいと思ってます。
一緒にリーダーシップについて考えられたら幸いです。
アニメ『Dr.Stone』を知ってるか!?
Dr.Stone(ドクターストーン)を知っていますか?週刊少年ジャンプに連載されているマンガで、2019年7月〜12月にはアニメが放送されました。
流行ってるらしいという噂を聴いて、私もAmazonPrimeVideoでアニメ第1期を見てみました。
ズバリ、面白すぎ!!
それと、「学べることがいっぱいあるなー」っと。
ストーリーはこんな感じ↓↓
ネタバレ含んでますので、見たくない方はスクロールしてください!
突然地球の全人類が石化してしまい、主人公の千空(センクウ)は3700年後に奇跡的に復活する。復活した日本は、文明が滅び、石器時代に戻っていた。高校生の千空は小さい頃から科学オタクで、石化した人間を復活させる薬を作り出すことに成功。同級生の大樹(タイジュ)と杠(ユズリハ)を復活させ、再び文明を作り上げるために、科学を武器に奮闘する。ある日、ライオンに襲われるピンチを迎えるが、石化した、"霊長類最強の高校生"の司(ツカサ)を発見し、薬で復活させ、難を逃れる。味方として、一緒に文明を復活させようと考えた千空たちだったが、司は「全人類を復活させると、土地を奪い合ったり、権力を求めたりして争いが起きる」と千空たちと反発。そして、千空から石化を解く薬を奪い、司王国を作り始める。千空は、原始時代の暮らしをしている石神村を発見し、科学王国を作り始める。武力の司VS科学の千空の戦いが始まる!
というのが、ざっくりアニメのあらすじです。
子供もそうですが、大人もハマるはず!なにせ、作中では科学の力で、病気を治す薬を作ったり、ラーメン作ったり、コーラ作ったり、眼鏡作ったり、金属作ったり、ついにはスマホ作ったりします!笑
スマホはあくまでトランシーバーレベルですが、にしてもすごいんですよ!
コロナウイルスで家にいることが多い今だからこそ、ぜひ見てみてください。
アニメ『Dr.Stone』からリーダーシップを学ぶ!
そんなアニメ『Dr.Stone』の中で、私が感じたのは、主人公の千空が科学王国を作っていく過程で発揮しているリーダーシップ力がハンパじゃないということ。
「今こそ、こんなリーダーが必要やん!」と思ったわけです。
仕事は絶対に一人では完結しません。必ずチームでプロジェクトを進めるわけですね。そのうえで、チームを引っ張るリーダーの存在は、仕事の完成度を大きく左右します。
リーダーというと、「平社員の俺には関係ねーなー」と思ったあなた。
「もったいない!!」
会社員でも農家でもフリーランスでも絶対に役に立つのが、リーダーシップマインド!
リーダーとしての心構えをちょっと一緒に考えてみましょう。
ワクワクするビジョンを語る
リーダーシップで、いちばん大事なのはこれ!
「200万年積み上げてきた近代文明を取り戻して、世界を取り戻す!」
これが主人公・千空が掲げたビジョンです。このビジョンが達成できれば、幼馴染の大樹は、好きな杠に告白ができる。石神村の人達は、村の巫女・ルリを元気にすることができる。など、めちゃくちゃいい未来を実現できます。
このビジョンを言葉にして、仲間に語ることはリーダーにとってはなくてはならない力です。
「今やってる仕事は、こんなにいい未来を作るためなんだ!」と伝えられれば、メンバーの士気はバク上がりです。
逆にこのビジョンに共感できない人は最初っから近づいてきません。一緒に働き始めたけど、途中で「なんか思ってたのとちがーう」っていう事態を、防ぐことが出来ます。
なんのための仕事なのか、誰を喜ばせるのか、自分たちにどんないいことがあるのか、それらをイメージさせる、明確なビジョンを語ることができる人は、リーダーに向いていると言えるでしょう。
圧倒的な知識量
『Dr.Stone』で描かれている、現代から3700年経過した地球は、石器時代に逆戻りしています。そんな世界では主人公の千空が持つ知識量はハンパじゃありません。
この圧倒的な知識量は、科学王国をつくる上で絶大なリーダーシップを発揮します。
千空の場合は、急に回りの人間が石器時代レベルの知識量になったわけですが、それにしても自分で勉強と研究を重ねた知識はエグい。
仕事でもチームを引っ張るには、こういった知識量が必要。仕事の本質は誰かに喜んでもらうこと。だからその報酬がもらえるわけですから。知識があるれば、喜んでもらうために必要な手段をいくつも考えられます。
「このお客さんに喜んでもらうためには、こうしてみたらどうかな?」と仲間に提案できるのは、やはり知識がないと難しいですから。
『Dr.Stone』第8話で、石神村の人たちに、よそ者扱いされてしまった千空は、仲間に取り入れるために、猫じゃらしラーメン(小麦の代わりに猫じゃらしで作ったラーメン)を作ります。これは、村の人達がおいしい食事に飢えていたことを知ったから。つまり、村の人達を喜ばせるための手段として、今できる範囲で考えだしたアイデアです。これも知識がなければ作れませんでした。
仕事は誰かの問題を解決することで成り立ちます。その問題を解決するには、アイデアを考えることが必要です。アイデアを出すにはベースとなる知識が多いほうが、選択肢が多くなり、クオリティも上がります。だから、リーダーに圧倒的な知識量があると、チームのパフォーマンスはグンと上がります!
メンバーが一番得意な仕事をさせて、ワクワクさせながら突き進む
リーダーにとってはメンバーのモチベーションを高く保つことが非常に重要です。つまり、仲間をどれだけワクワクさせられるか。
そんな時に大切なのは、成功体験を積み上げること。「自分が貢献できてる」「自分だからできてる」「俺ってイケてる!」という感覚を与えること。
したがって、それぞれのメンバーに得意なことだけを任せた方が、苦手なことに悩み続けるよりも成功体験を積み上げてくれます。
アニメ『Dr.Stone』で、主人公の千空は、科学の力で宿敵の司を倒すための武器を作るために、それぞれのメンバーに適した仕事を振り分けます。
例えば、根っからの職人気質のカセキというおじいちゃんの場合、ガラスでフラスコを作らせたり、竹で水車を作らせたり。
得意分野の仕事を任せて、上手くいったら褒める。めちゃくちゃ当たり前のことですが、結構できないことが多いですよね。
目標達成までのロードマップを作る
主人公の千空が、病気にかかったルリという女のことを救うために、抗生物質「サルファ剤」を作る時に仲間に示したのが、ロードマップ。
目的達成までに何をすれば良いのかが、順番に示されています。これを見た仲間たちは、何から手をつければいいか、今どれくらいの達成具合なのかが一目瞭然。
また、今の自分たちがやってる作業になんの意味があるのかも把握できます。仕事でも、「今やってる仕事ってなんのためにやってんのー?」ってなる仲間は少なくありません。"今の仕事がうまくいけばこんなにいいことがある"ということが伝われば仲間のモチベーションが上がるはずです。
失敗する
第9話では、発電所を作ります。「はぁ?石器時代に発電所ってやばくない?」と思った方はとりあえず、アニメ見てみてください。
その発電所を作る過程で、千空は漆にかぶれて顔がパンパンになってしまいます。こんな感じ↓↓
これって、リーダー自らが進んで仕事してる証拠でもあり、ちらっと見せる弱さでもあります。失敗をしない完璧なリーダーもありだとは思いますが、失敗したり、弱みを見せることで、メンバーたちは「自分が力にならなきゃ!」となるのではないでしょうか。
非の打ち所がない完璧人間よりも、弱点があるけど応援したくなる人の方が良くない?ってことです。すきのないリーダーになるには、失敗は一度も許されません。だったら、ちょっとぐらいスキがあっても、「この人は憎めないなぁ」って思ってもらえたほうが何倍も長続きするし、楽だと思います。
だからこそ、完璧を目指すんじゃなくて、進んで失敗して弱みを見せることだってリーダーには大切な仕事なはず!
まとめ
『Dr.Stone』は単純にストーリーやキャラクターが面白いのはもちろんですが、仕事にも応用できる学びがいくつもあります。
観たことなければ一度は観てみてください。もし見たことがあっても、もう一度観てみてもいいと思いますよー!
アニメ「Dr.Stone」から学ぶ、これからの"リーダーシップマインド"
・ワクワクするビジョンを語る
・圧倒的な知識量
・適材適所の仕事の分配
・ゴールまでのロードマップを作る
・自ら失敗する
Narashika(ナラシカ)
亀山友貴
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