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働く大人が身につけたいパクリ術
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスで活動しています。
今日は、「仕事を成功させるパクリ術」について考えてみました。
情報が溢れている現代では、革新的なアイデアを生み出すことよりも、誰かのアイデアを自分らしくアレンジする技術が求められます。
そこで意識したいのは、「完コピ」ではなく「サンプリング」という考え方。
今の仕事をもっと良くする、新しくチャレンジする、どんなときにも必要になる考え方なので、参考まで。
コピペとモデリングの違い
仕事の現場では、仕事ができる先輩の働き方をマネるところから始まることが多いと思います。
新入社員には教育担当の先輩社員が付いて、自分が過去にうまくいったことを教えてくれるわけです。
右も左もわからない状態で社会に出ることが多いので、まずは真似をする、パクることから始まるのは自然なこと。
でも、これはいわば「コピペ」。
全く同じようにするということです。
この「コピペ」を繰り返すことで徐々に仕事を覚えていくわけですね。
亀山も新卒で入った会社で、営業として先輩から教えてもらったこと、先輩からパクった見様見真似のトーク、資料作成、アポのとり方を実践して、少しずつ見に付けていきました。
で、この「コピペ」に対して、「モデリング」という言葉もあります。
完全にパクる「コピペ」、ニュアンスをパクる「モデリング」。
誰かが考えたりつくったりしたものをそのまま完コピするのか、誰かにヒントをもらって自分らしくサンプリングするのかの違いです。
新入社員の頃は「コピペ」が重要だと思います。何も知識がないのに自分の考えを入れてしまうのはよくありません。まずは、言われたとおりにやってみることが成長への第1歩ですよね。
でも、社会人経験を詰んだ中堅社員が求められるのは、先輩から学んで仕事を覚えることではなく、結果。
つまり、「コピペ」ではなく「モデリング」が有効です。
もちろん、100%自分でアイデアを出したり、つくったりできる人はそれでもいいのですが、よほどの天才でない限り、全て自分で生み出し続けることは無理ゲー。
例えば、「他社に対抗して新作のおにぎりを開発しろ」という指示があったとして、あなたならどうしますか?きっと今までに発売されているおにぎりを、他社も含めて徹底的に調べるはずです。そして、その中からヒントを得て開発に臨むのではないでしょうか?
その時に、他社製品を「コピペ」してしまっては絶対に成功はしませんよね。使うお米や海苔、中の具材、価格帯、量目などの要素を完コピしたのでは、ただの劣化コピー。
あくまで他社製品からヒントを得て、自分たちらしい新商品を開発しなければいけません。
だから、これからの仕事の現場では、「モデリング」できるかどうかが非常に重要なポイントになります。
「これだ!」と、アイデアが生まれた時こそ要注意
仕事の現場では、アイデアを出す場面が多い。
なぜなら、仕事は何かしらの課題を解決するものだから。
どうやったら課題を解決できるのか、そしてどうやったらお客さんに喜んでもらえるのかを考え続けなければいけません。
だから、アイデアを出し続けるわけです。
で、「なにかいいアイデア無いかなー」っと考えを巡らせるわけですが、時々「これだ!」とひらめくことがあります。「これ使える!」っていうやつですね。
ここで注意しないといけないとと思っています。
「これだ!」って思った瞬間の多くは、何かをインプットした時だったりしませんか?
例えば、テレビを見ていて、本を読んでいて、知り合いと話していて、などなど。
で、成功している誰かの情報を得た時に、自分に重ねて「これだ!」ってなる。
悪いことではないのですが、このままだと「コピペ」しちゃうことが多い。
なぜなら、「あの人がやってうまくいったあのやり方をパクれば!」ってなっちゃうから。
亀山もつい、やってしまいがちです。。。(#反省の日々)
繰り返しになりますが、「コピペ」よりも「モデリング」。
誰かが考えたりつくったりしたものをそのまま完コピするのか、誰かにヒントをもらって自分らしくサンプリングするのか。
そう、「自分らしく」パクるのが大切なんです。
あなたに似合うのか
「自分らしくパクる」つまり、パクったものがあなたに似合っているのか。
やりがちなのが、先輩社員のしゃべり方を真似してお客さんに接してしまうやーつ。
先輩のトークは、その先輩がしゃべるから成立しているわけです。
お客さんに親しみに込めてツッコミを入れたりするのは、先輩だから許されるわけで、後輩は真似してはいけません。
仕事で、課題解決のためにリサーチをした時に、気をつけないといけないのがここ。
「あなたに似合っているのか」
新しいことにチャレンジする、今までのやり方を改める、そんな時にこそもう一度考えてみてはいかがですか?
「本当にこれは俺らしいか?」「本当にウチの会社に似合っているのか?」と。
まとめ
・仕事は課題解決しないといけない
・そのためには誰かのコンテンツを参考にすることが多い
・大切なのは「コピペ」ではなく「モデリング」
・「完コピ」ではなく「サンプリング」
・あなたらしくサンプリングできているかを考えてみる
HIPHOP文化で使われるサンプリング。
過去の素晴らしい曲を自分らしくアレンジして新しい曲を生み出す手法です。
コピペではなく、サンプリング。
このニュアンスを意識すると、あなたの思いついたアイデアがもっと素晴らしいものになるかも!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
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