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新潟県産小麦の生産量を10倍にしたい!

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは、「新潟県産小麦作りませんか?」っていう話。

新潟県産小麦の生産量は全然足りてません。

ニーズはあるのに、生産が追いついていないんです。

それをなんとかしたいと思って、新潟県産小麦を発展させていくために発足した「新潟小麦の会」に入会しました。

昨日、初めて勉強会に参加させていただい、改めて小麦を作ってくれる農家さんが増えたら良いなーと思ったので、その想いをまとめてみました。

もしあなたが農家さんなら、小麦の栽培をちょっとでも考えてくれたら嬉しいです。

「新潟小麦の会」の勉強会に参加してきた

あなたが普段食べているパン、ピザ、ラーメン、パスタ。

主原料は小麦粉です。

当たり前ですが、小麦を粉々にしたのが小麦粉。

つまり、私達にとって小麦は無くてはならない作物。

「明日からパンもラーメンも食べられれません!」って言われたら、絶望しますよね。

では、お聞きします。

普段口にしている小麦粉はどこの誰が作ったものですか?

きっと、わからないですよね。

亀山も今日食べた超熟食パンに使われている小麦粉は誰が作ったものなんか考えずにハムとチーズを乗っけて食べてます。

それが普通。

でもでもでも、その小麦を近所の農家さんが作ってたら?

「あの人が作った小麦だから安心できる」「このパンを食べることであの人を応援できる」そんな風に思えるのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、亀山は新潟県産小麦の生産量を増やしたいと思っています。

そのために、今年から「新潟小麦の会」という集まりに参加させていただくことに。

そして、昨日勉強会に出席させていただきました。

新潟県農林水産部の担当者の方から新潟県産小麦の歴史的な変遷について、丸榮製粉さんからは今年収穫された小麦の状況について、大変興味深いお話を聴かせていただきました。

ちなみに、丸榮製粉さんは新潟県で唯一の小麦を小麦粉にできる製粉メーカーで、マルエイファームという小麦を生産する法人も立ち上げています。

勉強会の内容を全部ご紹介するのは難しいので、一言で。

「新潟県産小麦の生産量を今の10倍にする!」

今現在新潟県内の小麦の生産量は約100t。

全然足りてません。。。

丸榮製粉さんによると、新潟県内では1000tぐらいの需要があるとのこと。

だから、10倍まで持っていきたいんです!

新潟で頑張る農家さんへ

新潟県産小麦の生産量を今の10倍にするにはどうすればいいか。

当然ですが、小麦を作ってくれる農家さんが増えなければいけません。

しかしながら、現状として小麦を栽培してくれる農家さんが順調に増えているとはいえません。

いくつか理由があると思います。

・そもそも新潟で小麦が作れることを知らない
・ノウハウがない
・お米を作ってたほうが儲かる

などなど。

で、亀山的に一番の原因だと思っているのは、やっぱり儲かるかどうか。

農家さんもボランティアで農業をやってることはありません。

社員や家族を守っていくためには利益を出し続けなければいけない。

だから、儲けってやっぱり大切。

歴史的に見ても、米を栽培したほうが収入が多くなったから小麦栽培を辞めた農家さんも多い。

小麦は1反(10a)あたり400kg採れたら上々。

300kg以上採れればまずまず。

圃場によっては300kgを切る場合もあります。

対してコシヒカリは1反(10a)あたり500kgぐらい採れますよね。お米の品種によっては600kg以上になることもあるはず。

しかも、お米の方が高く売れます。

っていうことは現状では、お米を作っていたほうが儲かる。

だからこそ、小麦を作ることでも儲かるようにしていくつもりです。

ただ!

新潟で頑張る農家のあなたに一つ考えていただきたいことがあります。

あなたが農家として働いているのはなぜですか?

100人いれば100通りの理由があると思いますが、きっと儲けたいからではないはず。

だって金儲けだけを考えるなら、もっとコスパのいい仕事はいくらでもありますから。

にもかかわらず、リスクを取ってでも農業をやりたいという志を持って、暑い日も寒い日も自然を相手にしているわけですよね。

だとしたら!

あなたの家族や友達が口にしているパンやラーメンがあなたが栽培した小麦で作られていたら嬉しくないですか?

お金には変えられない喜びがあるのではないでしょうか?

いきなり10haとか大規模でスタートする必要はありません。

お試しでも構いませんので、小麦の栽培を始めてみませんか?

機械は稲作と同じで大丈夫ですし、栽培のノウハウはすでに小麦栽培を始めている先輩が提供してくれます。

特に、大豆や枝豆を栽培している農家さんは、年間のスケジュール的に圃場を上手に使えるようです。

「新潟小麦の会」に入会している農家さんに話を聴くと、「本当にやった方がいいよ」とのこと。

2等以上の等級がついて、300kg/反以上とれれば、十分メリットがあるそうです。

もっというと、先行者利益というのは間違いなくあります。

今は新潟県産小麦は足りていない状況です。

だから、作れば売れる。

でも、作りすぎると売れなくなる。

「え、お前も小麦作り始めたの?俺もやろうかな」って思っても、「これ以上作っても余るので、買い取れません」っていうタイミングが絶対に来ます。

小麦を買い取る側、県産小麦を広めていく側としても、10年間一緒に小麦を作ってくれている農家さんと、「周りが始めたから俺も」っていう農家さん、どちらに栽培をお願いしたいかと言えば、答えは見えてます。

生産量を10倍にしたいのは、それだけのニーズがあるから。

それ以上は正直いりません。

余っちゃうので。

だから、生産量が足りない今のうちに始めないと、メリットがありません。

早く始めるに越したことは無いと思います。

しっかりと収益になって、本当に必要としてくれる人に届く。

そして、新潟の食を支えられます。

小麦はほとんど外国産に頼っているのが実情。

コロナのような感染症や地震などの天災で、輸入できなくなることもあります。

また、途上国のニーズが高まり、日本よりも高く買ってくれるようになったら、日本は輸入したくてもできないっていうことも起こりえます。

そんな時に、新潟で暮らす私達を支えられるのは小麦を作ってくれている農家さん。

あなたも、家族のため、新潟のために小麦を作りませんか?

少しでも興味のあるのであれば、ご連絡ください!

亀山にメールでも、SNSのメッセージでも、このnoteのコメントでも構いませんので、ぜひご一報くだい。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは!

ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴




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