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マズローとアドラーに学ぶ、共同体感覚の幸せ

サウナで整いたい欲が日に日に高まっている亀山です。

ただの濃厚接触なので、しばらくは無理ですよねー。

さて、今日のテーマは「共同体感覚」。

要は、「人類みな兄弟」っていう感覚を持てたら幸せなんじゃない?っていう内容です。

そのために、マズローさんとアドラーさんの言葉を借りながら、最近思うことを整理してみようと思います。

マズローの5段階欲求には続きがあった?

マーケティングや経営のことを勉強していると、必ず出会うのが「マズローの5段階欲求」。要は、人の欲求は5つのレベルに分かれているという考え方です。

こんな感じの図は見たことあるのではないでしょうか?

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マズローの5段階欲求論については今回お伝えしたい内容の本筋じゃないのでここでは割愛します。(わからなければググってみてください!)

要は、人はだんだんレベルの高い欲を求めるっていうことなんですが、一般的に語られているのは、この5段階。

でも、実は晩年、マズローは6段階目があるとも言っているそうです。

それは、「共同体発展欲求」。

5段階目が自分らしさを実現するという、「自己実現欲求」だったのに対して、共同体発展欲求は「自分以外の誰かのために行動したい」という欲求です。

つまり、「人類みな兄弟。同じ人間なんだから困ったときは助け合わないと!」といった具合ですね。

自分らしさを表現したいという欲求の次のレベルは誰かのためになりたい、地域の役に立ちたいという欲求なんです。

共同体感覚といえば、アドラー心理学

マズローの他にも共同体について唱えている人といえば、アドラー。

アドラーの考えをもとにまとめられた「アドラー心理学」では、「人間は仲間である」と定義しています。

それまで、心理学で広く支持されていたフロイトは「人間には攻撃欲求がある」と唱えていましたが、それとは全くの逆。

亀山的には、マズローとアドラーに賛成で、「人類みな兄弟」という感覚は本来人間が持っている欲求であり、感覚だと思います。

フロイトは人間は戦争で人を傷つける様子を見て、攻撃欲求があると唱えたわけですが、きっと自分の大切な人を守るために戦争が起きたわけですよね。

昔なんかで読んだのですが、タモリさんが「人には愛があるから戦争が起きる。大切な人を傷つけたらたり、奪われたりしたお返しとして戦争が起きる」と言っていました。

マジで深すぎる。

でも、そんな気がします。単に誰かを攻撃したい欲求は人間には無いんだと。

自分が良ければそれでいいのか

マズローとアドラー。二人は、人間が共同体感覚を持っていることを唱えたわけです。

なぜ、今こんなことを引っ張り出したかと言うと、まさに今考えたほうが良いと思ったんです。

というか、答え合わせができた感じ。

コロナウイルスの感染拡大で、マスクが店頭から消えました。そんな中、とあるニュースが全国で流れました。

「中学1年生が山梨県に手作りマスク600枚を寄付」

小さい頃から貯金していたお小遣いを使って、材料を購入し、手作りのマスクを作って寄付したんです。

これって、まさに「共同体感覚」ですよね。

自分が持っているお金で、お菓子を買おうがおもちゃを買おうが自由です。ですが、彼女は誰かのために使いたいと思ったんです。

このニュースを見て亀山は「これって明らかに日本もレベルが上ったってことだなー」って思ったんです。

マズローとアドラーが言っていることがそのまんまだから。

だから、もう「自分が良ければそれでいい」というだけで私達はいられなくなってるんです。誰かのために行動したくなっちゃってるんです。

もちろん、まだまだこれからです。その兆しが少しオープンになってきたぐらいだと思います。

実際、日本人は寄付しない国民らしいです。アメリカ人は年間で平均13万円寄付するのに対して、日本人の寄附金額は1年で2,500円。

あなたはどれくらい寄付しますか?

あなたはどれくらい共同体感覚を持っていますか?

強要したくはないのですが、きっと共同体感覚を持っていたほうが幸せなんだと思うんですよね。

本当のワクワクは人との関わりの中にある

アドラーはこんなふうにも言っています。

「対人関係は悩みの根源だが、生きる喜びや幸せは対人関係の中に入っていかないと得られない」

本当にそのとおりだと思います。

そして、亀山がこの言葉で思い出すのはドラえもん。

昔ドラえもんを見ていて、「どくさいスイッチ」という道具が登場した回がありました。

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自分にとって邪魔な人を消すことができる「どくさいスイッチ」という道具をのび太が手に入れ、ジャイアンやスネ夫、ついには全員を消してしまいます。

だれもいなくなった世界は、だれにも邪魔されずに自由に生きることができますが、やっぱり一人では幸せを感じられなくなってしまうっていう内容です。

結局、人は自分以外のだれかとの関わりを持つことで幸せを感じられる。

だからこそ、失敗するかもしれなけれど人とのつながりを持っていくべき。

であれば、「自分以外の人も幸せになったらいいなー!」っていう気持ち持てると、対人関係はうまくいきそうじゃないですか?

仕事でも家庭でも友達同士でも、自分以外の誰かのために自分に何が出来るかを考えて行動する。たとえ一つ一つの行動が小さなことだったとしても、その一歩が私達の幸せにつながるんじゃないでしょうか?

まとめ

・人類は進化している
・マズローが唱えたように、人は誰かのためになりたいという欲を求めている
・アドラーが唱えたように、幸せは対人関係の中にこそある
・自分以外の誰かのために、自分に何ができるかを考えて行動できたら、もっと私達は幸せになれるんじゃね?

ちょっと概念的な内容になってしまいましたが、幸せになるために亀山が考えている「共同体感覚」についてご紹介したかったんです!

モノもお金もあったほうがいいけれど、切りがありません。

だったら、次のレベルの「誰かのために」という観点でものごとを考えてみませんか?

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

それでは!

ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴

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