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利益追求と社会的責任は表裏一体

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは「地域に貢献できること」について。

先日、新潟市西区の「ナミテテ」さんというパン屋さんから、「利益追求と社会的責任は表裏一体」という話を伺いました。

要は、儲けるのと社会貢献はどっちもやらないといけないし、両立が難しいって言うこと。

めちゃくちゃ共感しましたし、これから多くの企業や個人事業主がぶち当たる壁だろうなと感じました。

それと同時に、亀山個人では何ができるのかを改めて考えてみたくなりました。

新潟小麦の会勉強会に参加

先日、「新潟小麦の会」の勉強会に参加してきました。

「新潟小麦の会」というのは、新潟県産小麦の生産・消費拡大のための有志の会で、小麦を生産する農家さん、小麦を小麦粉にする製粉会社さん、パン屋さん、ラーメン屋さん、研究機関、行政、JAなどで構成されています。

ここに、Narashika(亀山の屋号)も個人事業主ながら入会しています。

もちろん亀山は、小麦を栽培するわけでもなく、粉にするわけでもなく、製品をつくって売るわけでも有りません。

ただ、小麦を栽培する農家さんが増えてくれたり、新潟県産小麦を使ったパン、ラーメン、お菓子を食べられるお店が増えたりしたら嬉しいので、まずは小麦についての理解を深めようと思っているわけです。

ちなみに、新潟県産小麦の現状や個人的な思いについては過去のnoteからどうぞ!


↓↓



「新潟小麦の会」では、定期的に勉強会を開催していて、研究機関からの成果発表があったり、ゲストを招いて講演してもらったりしています。

で、今回は新潟市西区のパン屋「ナミテテ」さんの講演でした。

結論から言うと、「ナミテテ」さんのお話がめちゃくちゃ良かったんです。

きっとこれからの新潟に必要な考え方や取り組みだったので、もっといろんな場所で講演をしてほしいなと感じました。

講演のテーマはSDGsに関する取り組みについて。

中でも亀山が共感したポイントは「利益追求と社会的責任は表裏一体」という言葉。

お店、つまり会社は、利益を出してなんぼ。という考えを持っている新潟の経営者は多いと思うんです。

ただ、社会的責任について向き合っている経営者はまだまだ増えてもいいと思っています。

利益追求と社会的責任は表裏一体

「利益追求と社会的責任は表裏一体」

つまりは、民間企業として利益は出していくけれど、地域のために自分たちができることもやっていくよと。

例えば、ナミテテさんでは、障害のある方を従業員として雇っていたり、地域の子供達のために職場体験を実施したり、社会とつながった経営をしています。

問屋の営業マンとしてパン屋さんに小麦粉を販売していた亀山はわかるのですが、正直パンづくりは難しいんです。(自分で作ったこともあったけど死んだ)

職人の世界だと思っています。

そんな職場で障害のある方が活躍できるようになるには、教育システムや長期的なコミュニケーションが必要なはず。

つまり、健常者だけを雇っていたほうが生産性は上がるわけです。

子供を受け入れるにしても、子供たちに接している時間は販売する用のパンは作れないわけです。

つまり、本来の「パン屋」としての仕事ができていない。

したがって、地域社会への貢献活動は、売上を下げるわけです。

でも、やる。

なぜか。

必要だから。

パン屋はパンをつくって売るだけの職業ではなく、障害を持った方の雇用場所となり、これからの未来を創る子供たちの学びの場にもなれるということで、それこそが社会的責任だと感じているからだと解釈しました。

つまり、自分の店だけ良ければ良いわけじゃなくて、地域のみんなでできることをやって、良い社会を創ろうよっていう考え。

きっとこれこそ、SDGs的な考えなんだと思います。

正直言って、SDGsについてはあんまり知りません。

ただ、社会的な課題がいっぱい溢れている今の日本で、今まで通りのビジネスをやっていればOKなわけはなくて、しっかりと利益を出しつつも、社会のために自分たちに何ができるかを考えて、行動していかないといけないんだろうなっていう雰囲気はムンムン感じます。

もちろん、いろいろな考えがあって当然で、まずは利益を出さないと会社が潰れるっていう状況もあるだろうし、民間企業では手に負えない課題もあるかもしれません。

ただあくまで個人的な考えとして、儲けることしか考えていない経営者よりも、しっかり儲けた上で社会貢献できてる経営者のほうがカッコいいなと。

何を目指すのか、何ができるのか

ナミテテさんの素晴らしいお話を聞いて、亀山にはなにができるだろうと考えました。

で、まずはなんと言っても新潟で頑張っている企業や個人事業主のブランディングを手掛けて、成功させること。

そして、亀山もそれでしっかり食っていけるようになり、税金もいっぱい払えるようになること。

そして、その後は、というか同時進行で新潟県産小麦の生産量・認知・消費を拡大をしていきます。

私達は、パンやラーメン、ピザ、パスタ、ビスケットといった小麦製品を毎日のように食べていますが、原料の小麦はほとんど外国産です。

別に外国から輸入してくることが全て悪いということではなくて、本来は環境的に作れないとか、足りないから輸入しているはずで、地元でまかなえるのであればそれでいいはず。

それに、今は新潟が世界に誇るお米が大量に余っていて、値段は下がってきています。つまり、必要とされていない。

であれば、海外に頼っている小麦を栽培して、ビジネスにできればいいやん。って単純に思っています。

実際に新潟県産小麦は生産がニーズに追いついておらず、生産量を今の10倍にしても売れる見込みです。

だから、小麦の栽培量を増やしたいんです。

ただ、大きな課題が一つ。

小麦の単価が安すぎる。

現時点では、同じ面積で小麦をつくるなら米をつくっていたほうが、はるかに儲かります。

そこで、亀山の出番かなと勝手に思っているわけです。

要は、最終的にパンやラーメンになった時に、高く売れれば原料としての小麦の値段は上げられる。


農家さんは思いっきり小麦をつくる

製粉会社さんは思いっきり粉にする

パン屋さんが思いっきり売る

生活者が適正価格で思いっきり買う


っていうサイクルがつくれればいいってことですよね。

最終的に生活者(わたしたち)が、外国産原料のパンよりも多少お金を出してでも買いたいっていう状態です。

つまりは、新潟県産小麦のファンになればいいっていうこと。

言い換えるなら、新潟県産小麦のブランディング。

もうちょっと踏み込むと、新潟県産小麦を使った製品を買う理由を増やすこと。

これについては、また別の機会にnoteに書こうと思います。

なにわともあれ、新潟県産小麦のブランディングプロジェクトは、きっと長期的にみても地域のためになると思うので、生産者さんを増やすための呼びかけ、パン屋さんやラーメン屋さんの販売促進、流通システムの構築、などなど。できることはいっぱいあるかなと思ってます。

お気づきの方も多いかもしれません。

はい、勝手にやりはじめました。笑

誰かにやれって言われたわけでもなく、地域のために必要だと思ったし、自分でやりたいとおもったからやってます。

こういうのを、「自己中心的利他」っていう人もいます。

誰かのために勝手に動くっていう。

くれぐれもやりっぱなしにならないように、やりきりたいと思います。

少しでも興味を持ってくださった方は、コメント、メッセージをください。

現状で亀山が持っている知識を提供しますし、応援してくれる方も大募集中です!

これからも新潟県産小麦ブランディングプロジェクトについては、定期的に書いていこうと思いますので、お楽しみに〜。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。



ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴


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