奈良 里紗

弱視難聴の当事者です。視覚障害に関することを中心に、日々の生活の中で気づいたこと、考え…

奈良 里紗

弱視難聴の当事者です。視覚障害に関することを中心に、日々の生活の中で気づいたこと、考えたことを綴っています。

マガジン

  • kindle専門マガジン~kindle作家を目指そう!~

    • 3,444本

    kindle作家のTAKAYUKIさんととらねこが共同運営するマガジンです。 kindleや出版に関する記事を載録しています。 kindleの専門マガジンを一緒に作りたい方は、気軽に声をかけてみて下さい。 ▶https://note.com/kind_willet742/n/n279caad02bb7

  • 視覚障害関連の参考情報

    視覚障害関連の参考情報を紹介する記事をマガジンにしました。

  • introduction

  • アメリカにおける特別支援教育の教員養成インタビュー

    アメリカの修士課程で視覚障害教育の教員養成課程で万田ケイティに奈良がインタビューした内容をご紹介。アメリカの教員養成と日本の教員養成の相違点とはどんなところにあるのか?スペシャリスト養成型のアメリカのカリキュラムに迫るマガジン。

最近の記事

たけのこほり@岐阜県中津川

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 今年のGWは、岐阜県中津川で子育て支援相談会パパママ会を開催。 コンテンツがよすぎて!思わず引き寄せられちゃったご家族。 普段だったら絶対来ない!年齢のお子さん、きょうだい児も集まって、 ごちゃまぜわいわい、大きな大きな家族みたいなアットホームな集まりに。 かれこれ、7年前ぐらいにはじめた名古屋でのこの活動に参加してくださった先生たちもボランティアで続々。 こういうゆるーく、ふわりと、でも、あたた

    • 眼が使えないもどかしさ

      楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 視覚障害がある私は、日常的にそれほどストレスを感じていないのだけど、 ものすごーくストレスを感じるときもあって。 それは、書類を作っているとき。 内容のテキストはほとんど一人で書けるから問題ないのだけど、問題は図表。 意外に思うかもしれないけど、私は結構、ものごとを可視化するのが好き。 脳内にあるイメージをホワイトボートとかに書き出して、視覚的にわかりやすくしていくんだけど、これをデジタル化すると

        • 弱視難聴の研究者の工夫:論文の結果と考察の書き方

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 弱視の私は、28インチぐらいの画面に5文字ぐらいしか表示されていない画面で論文を書いています。 見える人からするとびっくり!でも、弱視の人にとっては、これが日常。 ある意味、見えるものが洗練されている世界なんですよ~。 とはいえ、研究者として論文を書くときにはちょっとした工夫も必要です。 論文の考察を書くとき、結果の情報を参照しながら書いていく必要があります。 Wordファイルで、結果の部分をみ

        たけのこほり@岐阜県中津川

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          38本
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          8本
        • Q&A
          87本
        • アメリカにおける特別支援教育の教員養成インタビュー
          9本
        • 視覚障害に関するクイズ
          15本

        記事

          いきなり、自己決定できるようにならないよね~

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 高校生、大学生とかかわる中でもどかしくかんじちゃうのが、 長年、他人軸を大切に生きてきた彼らにとって、いきなり、その軸を自分軸にするってのが難しいということ。 何かを1つやるにしても、自己決定の練習経験が少なくて、決められない。 そして、できれば、自分ではなく誰かに決めてほしい だから、 「奈良さんはどう思いますか?」 と聞かれる。 もちろん、私なりの意見はあるけれど、それを聞くとほとんどの生徒さん

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          学生さんからのリアクションでモチベーションぐぃーんとUP

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 インクルーシブ教育? そんな言葉、聞いたことないけど、初めて聞きました という学生さんに授業するのはちょっぴり緊張する。 えー、奈良さんって緊張するんですか? とよくいわれますが、ちゃんと緊張しますよ。 交感神経と副交感神経はきちんと動いていますからね。笑 授業では、できるだけインタラクティブにと思うのだけど、さすがに人数が多いと難しいときも。 そんなときは、リアクションペーパーを工夫。 彼ら

          学生さんからのリアクションでモチベーションぐぃーんとUP

          Amazing Japan

          If you drop your smartphone, what happens in your country? In Japan, your phone will be returned to you in most cases. This is one of the things we as Japanese are proud of in the world. In fact, when I lost my phone, the person who foun

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          アメリカトップ500社の3%しかいないってちょっとびっくり~

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 今日はオンライン対面朗読で本を読んでもらっていたのだけど、 その中で、なんと、アメリカのトップ500にはいる企業の3%しか、女性CEOがいないんだとか。 アメリカのほうが日本より女性の権利意識も高く、そういうポジションについている人の活躍も多いと思っていたからちょっとびっくり。 こういう文脈から、女性であることはマイノリティとして位置づけられるんだとか。 まだまだ、知らないことがいっぱい。対面朗読は

          アメリカトップ500社の3%しかいないってちょっとびっくり~

          英語はアウトプットするしか自信はつかない?!

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 英語、それはいまだにものすごーいアレルギーのあるもの。 えっ? イギリスとかいって、海外の研究者と協働研究してるのに? とつっこまれそうだけど、私にもしみついた日本人魂というものがありまして。笑 どうにもこうにも、英語への苦手意識はぬぐいされんのです。 今日は、英語DEコーチングなるものを受けてみて、ふと気づいたこと。 日本語で表現したい20%ぐらいしか表現はできてないけど、でも、20%も表現

          英語はアウトプットするしか自信はつかない?!

          人事異動研究は国際比較が面白い

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 私はここ最近は、特別支援教育に関わる教師の人事異動に関する研究をしています。 その中で、イギリスの研究者と一緒に論文を書いているのですが、これがめちゃくちゃ面白いんですよ~。 日本にいると、日本のあたりまえが当たり前すぎて気づかないことってあるなぁって思うんですよね。 当たり前のように、飲める水が水道からでてくる、小さいときは、まさか、水道の水が飲めない国があるなんて想像もしていませんでした。 そう

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          それじゃあ、眼鏡をはずしてみて!

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 ちょっとちょっと、ちょっとー 視覚障害学生の学ぶ権利の侵害実態にあいた口がふさがらないのは私だけ? 見えない、見えにくいから配慮をお願いしているのに、 「あなたの実力不足なのでは?」 とおっしゃる方の多いこと、多いこと。 もし、あなたが眼鏡やコンタクトをしているなら、それをとって文字を読んでみてください。 読みにくいですおね? その中で、一生懸命やっているのに、 「あなたの実力不足でしょ?」 といわ

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          わくわく申請書

          4月に応募できる研究費の申請書。これ、書いているとめちゃくちゃワクワクする。なんでこの研究が必要なのか、それはどんな位置づけがあるのか、独創的なところはどんなところ?実現可能性は?いろいろな問いに向き合って、自分なりに新たな研究を形作る、このプロシスがたまらん! そう思えるようになったのも、これまでたくさんの方にご指導いただいたからだと思う。これからもいろいろな方にご指導をいただきながら、これまでお世話になった社会に恩返しできるような研究ができるように頑張ろうと思う。

          わくわく申請書

          特権は他人事?あなたはマイノリティor マジョリティ?

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 特権階級、それはイギリスではよく聞く言葉だけど、日本人の私たちにはなじみがない。 庶民の私たちには関係のない話とどこか他人事。 でも、この本を読むとはっとさせられるかも? Amazon.co.jp: 真のダイバーシティをめざして: 特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育 : ダイアン・J・グッドマン, 出口真紀子, 田辺希久子: 本

          特権は他人事?あなたはマイノリティor マジョリティ?

          一期一会

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 最近、本当に人との出会いは一期一会だなと思うことが多くなりました。 視覚障害があるからこそ、出会えてつながることができた人たちがたくさんいて、本t脳に幸せ。 ときには、相性が合わない人との出会いもある。 でも、そういう出会いも含めて、一期一会。 私の座右の銘は 一期一会を大切に 明日できることは今日やらない(笑) やりたいことが多すぎて、とまらないパソコンをうつ指を休めて、 今日はやらないという

          関西エリアのJR、素晴らしいところ

          視覚障害のある私は、電車に乗るときに駅員さんに誘導をお願いすることがある。 その時、多くの駅員さんが遠回りしてでもエレベーターへ誘導することが多い。私は階段でもエスカレーターでも良いのに、わざわざ遠回りすることに違和感を感じていた。 しかし、今日利用した新大阪から、天王寺までの駅員さんの誘導では、エスカレーターと階段どっちがいいですか?などと選択肢を提示して私に選ばせてくれる。 これ、些細なことのように思うと思うけど、めちゃくちゃ重要! なぜかと言うと、誘導をしてもらいながら

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          学習性無力感と合理的配慮

          楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。 おいおい、タイトルが全然カジュアルちゃうやん!といわれそうですが。笑 まぁまぁ、そういわず、読んでくださいな。 学習性無力感、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 例えば、ワンオペ育児で日々日々時間に追われて、忙しすぎて忙しすぎて、 「こうやって時間を作ったら?」 といわれても、 「そんなの無理!できっこない」 とトライする前にあきらめてしまうことってありませんか。 これって、実は、これ

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