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烽(ひふり)~狼煙の話を聞いてきた!

2023年8月20日(日)
奈良の中央公民館で、奈良大学の相原嘉之先生のお話を聞いてきました。

テーマは狼煙。
古代では烽(ひふり)と言ったりしてたそうです。

日本書紀に、古代に烽台を作って、国防に備えたことが書かれており、そのことを教えてもらいながら、実際に狼煙を上げたらどうなるの?という実験をして、その成果のことなど聞きました。

めちゃおもしろかったなあ・・・

特にぐっときたのが、狼煙を上げたとて、それがちゃんと見えるのか?というと、わりと見えないこともあるとのことで・・・

後ろに山があったりすると、わりとくっきり見えるのだけど、空まで行ってしまうとも見づらいとか・・・

今回は王寺町にある明神山という場所から煙をたいたのだけど、明神山が晴れていても、それ以外に雲がかかっていれば、結局見えない・・・とか(そりゃそうだ)

実験したとき、たまたま火事があって、その煙が上がってよくわからないことに!?とか・・・

きれいに煙が上がっても、風が吹けば横に流され、思い描いた高く伸びるような煙が上がるというのは難しい・・・

などなど。

とりわけ一番ツボだったのが、狼煙を上げる時に、王寺町、明日香村の町長さん、村長さんがzoomでつながって「煙あげましたよー」「見えますかー」みたいなやりとりをやったそうです。

でも、電波が途切れることもあったそうで・・・(屋外だもんね)

「zoomは途切れたりしました。でも狼煙は途切れませんでした!古代の技術の方がすごいかも!」とおっしゃってたこと。

ですねえ。古代の方がすごいと私も思います(^^)

巻頭イラストはモリコハルさんのものを拝借しました。ありがとうございました!

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