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蛇行剣 発掘は続く!

奈良市にある富雄丸山古墳で、前代未聞の長さを誇る蛇行剣が出土して、その公開が始まったので見てきました。

場所は橿原考古学研究所。

発掘したのは奈良市です。

当時は実に沢山の人たちがお見えで、今回始めて入場まで30分以上並びました^^;

目的の蛇行剣に至るまで、発掘やその後の保存に関する詳細なパネルが用意されていて、そちらを眺めながら順番を待てるので、長い列も全然苦ではありませんでした。

この世紀の大発見は、現場の土ごと持ち帰ることから始まって、丁寧に土を取り除く作業へと続きます。

担当の研究者の方は、縫い物の針を自分で加工した特殊な器材を使って、土を一粒一粒取り除くような繊細な作業を繰り返し、1600年前の姿を取り戻そうとされていたのがよくわかりました。

掘り出されて後もずっと、発掘が続いていたのです。

そして、今回の発見に至るまで、富雄丸山古墳の全体像がわかる発掘から始まって、長年時間をかけつづてきた先にある大発見でした。

ちょっと掘ってぱっと見つかったわけじゃない。

地道な発掘が繰り返された結果でした。

会場には奈良市の担当者の方もいらしていて、熱心な考古学ファンの質問攻めにあっていました。

私は考古学はさっぱりなので、質問できるということのすごさがわかります!

その中で「もっとほかにもすごいものが見つかるといいですね!」
と話していたがいました。

担当者の方は「そうですね」と笑いながらも、少々顔がおやつれになっていたような…

世紀の大発見は嬉しいし、すごいことなのですけど、そのためにとんでもなく忙しくなって、責任も大きくてものすごく大変になってしまったであろうことが垣間見えました^^;

思えばこの蛇行剣も、一般のファンは「早くみたーい」と言っていればいいことですけど、開催する側はどんなに大変だったことだろうか…

ほんとに素晴らしい、いい機会を頂きました。


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