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知ってもらう活動、はじめました ~自分ができる子どものためのコト~(3)

ご挨拶

こんにちは。NPO法人 青少年の自立を支える奈良の会です。

私たちは、奈良で自立援助ホームを運営している団体です。
今回も"私たちを知ってもらうために始めた活動"について、お話ししたいと思います。
先週、先々週と
・なぜ知ってもらう必要があるのか
・子どもたちに気付いてもらうために何をする必要があるのか
についての記事を投稿しました。

続いて今回は、子どもたちに向けた寄付についてお伝えしたいと思います。
(お金の話が多くなってしまいます。よろしくお願いいたします。)

子どもたちへの支援のために

私たちは子どもたちの心身を守る手段の一つとして、子どもたちが安心して生活できる場を確保する活動を行っています。
活動を通して、2つのテーマが重要だと考えています。
①肝心の子どもたちに気づいてもらいやすくする。
子どもたちを支援したいと考えている人たちにどんな活動があるのか認識いただく。
↓こちらでも記載させていただきました。

本日は2つのテーマのうち、"②子どもたちを支援したいと考えている人たちにどんな活動があるのか認識いただく"活動について、ご紹介します!

優しくない日本人

こんなフレーズを聞いたことはあるでしょうか?
"日本人は優しくない"
"人助け指数最下位"

「そんなはずがない」と思われる方が多いと思いますが、世界的な寄付に関する統計調査の結果として、「未知の他者を助ける」「寄付する」「ボランティア」の三つの観点で低い評価を受けています。
( 慈善団体を支援する英国の財団Charity Aid Foundation(CAF)による2021年度の調査 )

Japan scores the lowest of all the countries with an Index of 12, down from 22 in 2018.

(日本は、2018年の22%から低下した12%という指数で、すべての国の中で最も低いスコアとなりました。(DeepLによる翻訳))

CAF WORLD GIVING INDEX 2021

※あくまで寄付金の量や頻度、習慣化に関するデータであり、決して"日本人が優しくない"ことを証明するデータではありません。
※寄付金が増加しないことの原因については、他先進国に比べ、以下のような差があると言われています。
 ➀税制上の優遇が実感しにくい
 ➁公共サービスの担い手として政府に対する期待が高い
 ➂集団内での支援を好む集団主義的価値観、宗教活動への関心の低さ

NPO法人の課題

NPO法人は設立数も多いですが、解散数も多い現状があります。
( 1年間に約1500の法人が設立されていますが、解散数も同様に約1500となっています。)

※内閣府NPOホームページより算出
https://www.npo-homepage.go.jp/about/toukei-info/ninshou-zyuri

また、これらの法人の多くは財源の確保に困窮したために解散したという調査結果が出ています。

未来をつくる人を、たすける人になろう

今回は、奈良の会で導入したサービスSyncableについて紹介します。
Syncableは"未来をつくる人を、たすける人になろう"というビジョンの元、様々なNPO法人がどんな寄付を集めているかを紹介するプラットフォームを運営しています。

( 実態のイメージとして近いのは食べログでしょうか。様々な団体が紹介されており、自分が寄付をしたいと考える場所を見つけるサイトです。 )
noteにて記事発信も行っているとのことです。 )

そんな寄付の食べログサイトにおけるSyncableの奈良の会のページはこちらです。

このサイトで私たちは、あまり紹介の機会が多くない「奈良の会として何を考えているのか ( ビジョン )」を提示しています。
Syncableは寄付に特化しているサイトのため、より法人の内部事情や方針を共有する場であると言えます。

知ってもらう活動、はじめました ~自分ができる子どものためのコト~

本章では、
日本では寄付があまり習慣化されていないことや、それによって解散してしまうNPO法人が多いこと」
「私たち、奈良の会にもその可能性はあり、子どもたちへの支援が続けられない可能性満足のいく支援ができない可能性があること」
「私たちが現状の課題に対して、始めた活動」
について、記載させていただきました。

こういった課題に対して、私たち、奈良の会の「伝える」側も努力が必要だと考え「知ってもらう活動」と題し
・奈良の会のやりたいことを理解いただく活動 ( Syncableの更新 )
・寄付した結果、何が起きたのか?を伝える活動 ( ブログ活動 )
など、子どもたちへの支援につながる活動を更に力を入れて始めました。

引き続き、奈良の会では、「知ってもらう活動」やホームの様子などを発信していきます。また是非、読みに来てくださると嬉しいです。

最後に

奈良の会では今後も、子どもたちがいきいき暮らせる活動を行います。
応援のコメントや、素朴な疑問などお待ちしておりますので、お気軽にお声がけください!

ご覧いただきありがとうございました。


読んでいただきありがとうございます! 私たちの活動が、より多くの人に知って頂けたら嬉しいです。 頂いたサポートは、子どもたちのために大切に使わせていただきます。